『CRには愛があーる？』第1部

4.ゲームクリア条件は ページ5

貴利矢「さぁ、自分もこんなゲームはしらねぇなぁ。神にでも聞いてみたら？？」


ポッピー「そうだね！あ、黎斗なら知ってるはず！聞いてみよっと！黎斗ーー！！！」



A「黎斗？！？！？！？！」



思わず叫んだAに永夢が優しくほほえんでくれる。


永夢「あの幻夢コーポレーションの檀黎斗ですけど、今は僕たちに協力してくれてるんです。だから大丈夫ですよ！」


いや、、、A的にはちっとも大丈夫じゃない。
CRって一体何なの？！？！
そう思っていると、ドアが開いて腕組みをしながら黎斗が入って来る。



黎斗「どうした？この私の神の才能が必要になったか？」


ドヤ顔でゴッドが降臨するのを全員が白い目で見る。


A『あれ？こんなキャラだったっけ？？』



ポッピー「あのね、黎斗。新しいゲーム病患者さんなんだけど、何のゲームに感染しているか分からなくて。黎斗ならわかるでしょう？？」


そうポッピーに言われた黎斗はチラリとAを見た。



黎斗「、、、。君がゲーム病に感染したか」



A「そうみたいです、、。」



すっと真顔になり、目を細めた黎斗に見つめられると思わずAの胸がドキンと鳴り、またまた感染ゲージが上昇しついに80%になってしまった。



ニコ「ちょっと、大丈夫？！お前がキモい顔で見るからだろ！」



ポッピー「って言うか黎斗と知り合い？？」



黎斗「かなり前だが。」



永夢「それより黎斗さん、何のゲームか分かりますか？？」



永夢のスキャンしたAの感染ゲームのアイコンを見て黎斗が驚く。



黎斗「これは、、私の父が開発していたゲームだ。恋愛シュミレーションゲームなんだが、クリア条件が厄介だ」


大我「厄介？」


黎斗「ああ。クリア条件は『真実の愛を見つけること』だ」


飛彩「真実の愛だと？！」


ニコ「って事は、ゲーム病を治すためには恋人を作らないといけないわけ？？」


貴利矢「おお、そんなの簡単じゃん！自分、立候補しようか？？」


永夢「ダメです！！！」


貴利矢「なんだよ、名人！怖い顔すんなよ！」


ポッピー「Aちゃんは今彼氏いないの？」


A「いません、、、」


飛彩「お前の様な女に、真実の愛など手に入れならない」


キッと飛彩に睨まれてAのゲージは遂に90%へ。


ポッピー「ちょっと、みんな、一旦上に行ってて！皆んなが来てからどんどんAちゃんの感染ゲージが悪くなってるんだもん！！」


「ちょっと私と2人で話そう」

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