37.ドラゴンは心配症 ページ38
永夢「産科って結構ハードですね」
出血が治った頃にはもうお昼になっていて、二日酔いと大量出血で顔面蒼白になった永夢をAは気分転換に屋上へ連れて来た。
A「でも私、産科が大好きだよ。緊急カイザーとか血がドバーッと出てるの見るとアドレナリンが出てテンション上がるの。絶対救うんだって言うのは仮面ライダーが変身する時と同じかな？」
永夢「僕は仮面ライダーに変身する方がマシです。血がドバーッでは僕のアドレナリンは出ませんから」
嬉しそうに笑いながら柵にもたれてニコニコ笑うAに永夢はますます気分が悪くなる気がして苦笑いした時。
「A」
名前を呼ばれて振り向くと物凄く怖い顔をしたグラファイトが立っていた。
A「グラファイト？どうしたの？」
突然やって来たグラファイトにAは驚いて彼を見るが、グラファイトは怖い顔のまま何も言わず歩いて来てAの腕をグイッと掴むと顔を覗き込んで睨んだ。
A「ちょっと、痛いよっ」
腕を掴む強さと怒った顔のグラファイトにAは少し怖がった顔で彼を見上げた。
しかしグラファイトは何も言わずAを連れて消えてしまった。
永夢「Aさん？！」
屋上に一人で置いて行かれた二日酔いでグロッキーの永夢にはなすすべもなかった。
ーーーーーーーーーーーーー
A「グラファイト！どういうつもり？今まだ仕事中なの！」
暗い夜の空がどこまでも続くどこかのゲームエリアに転送されて、Aは腕を掴んだままのグラファイトを見た。
グラファイト「お前こそどういうつもりだ！レーザーと一緒にいるとは！」
A「だから1週間は貴利矢と過ごして真実の愛が芽生えるかどうか試すんでしょ？グラファイトも昨日クジ引きしたよね？」
グラファイト「A、、、レーザーと寝たのか？」
A「そんな事してないわ」
グラファイト「でも真実の愛かどうか確かめる為にそのうちヤツと、、、」
怒っていると思ったグラファイトの顔は真剣に思い詰めた顔だった。
いつも強く燃えるような瞳の奥の焔が、嫉妬と不安で見たことの無い色に変わりユラユラと揺らめいてAを見つめていた。
A「グラファイト、、、」
グラファイト「俺はお前を誰にも渡したくはない」
初めて聞いたグラファイトの切ない声。
そんな目で、そんな声で言われたら、私、、、
グラファイトに気持ちも身体もぎゅっと抱きしめられて動けない。
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大崎舞子(プロフ) - moon791さん» ありがとうございます！第2部までもうしばらくお待ち下さい♪ (2018年4月28日 9時) (
レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
moon791(プロフ) - 第２部突入ですか！続編を期待して待っています！ (2018年4月28日 7時) (レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - kojiさん» どこかで言わせてみます♪ (2018年4月27日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» そんなん言われたら悶え死ぬ!!笑 でも‥言われたいっっ！（重症） (2018年4月27日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - ウルフさん» 只今、あんまりな夢主ちゃんなのでそのうち誰かに癒してらもらえるはず？？ (2018年4月27日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年4月12日 12時
