23.グラファイト優勢? ページ24
黎斗の操作するPCにみんなが集まってグラファイトの居場所を探していると、階段をカンカンと上がってくる音がする。
A「お疲れ様です」
何事も無かったかのように顔をのぞかせたAに黎斗が勢い良く椅子から立ち上がって駆け寄る。
黎斗「A!どういう事だ!君は私と別れたすぐ後にグラファイトと付き合っていたのか!?」
A「ひぇっ?なんで黎斗さん知ってるの?まさかポッピー、、」
ポッピー「ごめーん!みんなが心配してたからっ!」
Aに睨まれてポッピーはピコピコ音を出しながら貴利矢の後ろに隠れる。
黎斗「グラファイトはバグスターだぞ!」
A「黎斗さんだって今はバグスターでしょ?」
ニコ「あんた邪魔!」
ニコはポイっと黎斗を吹っ飛ばすとニヤニヤしながらAにすり寄って来た。
ニコ「ねぇ、グラファイトもAちゃんとヨリ戻したいって言ってた〜?」
A「ぇえっ、、、う、うん、、♡」
恥ずかしそうに頬を赤くして答えるAに黎斗はショックでゲームオーバー。
永夢「まさかAさん、グラファイトと真実の愛を見つけるつもりですか?!」
黎斗「そんな事はさせない!さっきまで私に靡いていたのに!!」
土管から這い出した黎斗をニコがしっしと手で払う。
貴利矢「いや、Aちゃんは自分っしょ?」
大我「俺だ!」
飛彩「俺だ!」
永夢「僕も参戦してますからね!」
なんだかAを無視して口喧嘩状態のライダー達にうんざりしてAは小声でお疲れ様〜と呟くとこっそりとCRを出た。
仕事終わりに黎斗に強引に連れ出された後だったのでもう夜も遅くなっていた。
着替えて駐車場に行き、自分の車に乗り込むと、はぁーっと溜息をついて、冷えたハンドルに頭を預けて落ち着かない気持ちの整理をする。
ゲーム病だと分かったのは昨日だ。
CRに連れていかれ、歴代の元カレが勢ぞろいし、しかもゲームのクリア条件が『真実の愛をみつけること』だった。
貴利矢にも黎斗にも、更に永夢にも真実の愛の相手に立候補され、キスされた。
そしてグラファイトまで現れてゲームをクリアしてやると甘く口付けられた。
24時間で4人のイケメンに攻略宣言され、
A「私は誰を好きになればいいんだろう、、、」
そう思ってドキドキとする胸は、突然降って湧いたこの状況にまだ戸惑ってる。
その時。
突然助手席のドアが開いて誰かが滑り込んで来た。
「きゃぁ?!?!」
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大崎舞子(プロフ) - moon791さん» ありがとうございます!第2部までもうしばらくお待ち下さい♪ (2018年4月28日 9時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
moon791(プロフ) - 第2部突入ですか!続編を期待して待っています! (2018年4月28日 7時) (レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - kojiさん» どこかで言わせてみます♪ (2018年4月27日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» そんなん言われたら悶え死ぬ!!笑 でも‥言われたいっっ!(重症) (2018年4月27日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - ウルフさん» 只今、あんまりな夢主ちゃんなのでそのうち誰かに癒してらもらえるはず?? (2018年4月27日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2018年4月12日 12時