20.いきなりドラゴナイト ページ21
グラファイト「久しぶりだな」
どこかのゲームエリアに降り立ったAは目の前のグラファイトを驚いて見た。
以前と何も変わらない強く光る龍の瞳が痛いほどまっすぐに自分を見ていた。
あれは2年前。
恋人だった黎斗に距離を置きたいと言ってゲーム病にされ、真っ暗な部屋で苦しんでいた時だった。
息が出来ないほど苦しくて恐怖の中で悶えていた時。突然、部屋に現れたグラファイト。
グラファイト「俺の女になれば今すぐお前の中のバグスターを消してやる」
訳の分からない突然の言葉に、死の恐怖の中にいたAは思わず飛びついた。
その時は目の前の男が誰であるか、まして彼がバグスターだなんて知りもしなかった。
必死で頷くAにニヤリと笑うとグラファイトはAの中のバグスターを分離しゲームクリアして解放してくれた。
一気に身体が楽になりゲーム病から解放されて改めてグラファイトの顔を見た時、その強く凛々しい顔に思わず見惚れてしまった。
「約束だ」
グラファイトはそう言うとAの腕を掴み自分のゲームエリアへ転送した。
いきなり押し倒されて流石にAは抵抗した。
A「ちょ、ちょっと待ってください！！」
グラファイト「俺の女になる約束だ」
A「でもいきなり？！貴方一体誰なんですか？！」
自分の上に跨り淡々と服を脱いでいくグラファイトにAは焦る。
グラファイト「俺はグラファイト。ドラゴナイトハンターZのバグスターだ」
A「バグスター？！？！？！」
思わず叫んだAをグラファイトが口の端で笑い上半身の服を脱ぎ捨てた。
グラファイト「いい女だと思ったが、うるさい女だ」
グラファイトの鍛えられた逞しい上半身を見て思わず赤面してAは固まる。
グラファイト「そうだ。大人しくしてろ」
そう言ってグラファイトはAの顔の横に両腕をついて被さり顔を近づけて見つめる。その瞳は強い光でギラギラと輝きAの息が止まる程美しい。
おかしな感覚だった。
初めて出会う人間態のバグスターとこんな状況にあるのに、全く恐怖を感じない。
それどころか早鐘を打つ胸は目の前のグラファイトに予想外にときめいて、そんな自分に困惑する。
そっとグラファイトの指で触れられた唇は、Aの頬と同じくらい赤く火照り彼を煽る。
グラファイト「お前も俺を欲しくなったか？」
そう言ってグラファイトは荒く唇を重ねてAを抱きしめた。
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大崎舞子(プロフ) - moon791さん» ありがとうございます！第2部までもうしばらくお待ち下さい♪ (2018年4月28日 9時) (
レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
moon791(プロフ) - 第２部突入ですか！続編を期待して待っています！ (2018年4月28日 7時) (レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - kojiさん» どこかで言わせてみます♪ (2018年4月27日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» そんなん言われたら悶え死ぬ!!笑 でも‥言われたいっっ！（重症） (2018年4月27日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - ウルフさん» 只今、あんまりな夢主ちゃんなのでそのうち誰かに癒してらもらえるはず？？ (2018年4月27日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年4月12日 12時
