11.過去の回想 ページ12
貴利矢「Aちゃん、自分が絶対にAちゃんの真実の愛をみつけるから」
A「ありがとうございます」
貴利矢「その相手、自分じゃダメかな」
A「え、、」
突然の言葉に驚いて貴利矢の目を見る。その真剣な瞳に思わず顔が赤くなる。
そっと貴利矢に手を握られて優しく微笑まれると、もうどうしていいか分からず赤くなったまま俯くばかり。
貴利矢「今度はもうあんなズルいことしないから。ゆっくり自分を好きになってもらえる様に頑張るよ」
そう言って貴利矢は軽くAの額にキスをしてスッと消えた。
A「うそ、、、九条先生が真実の愛の相手、、???」
さっき貴利矢にされた事が恥ずかしくてCRのベッドの上でタオルケットをかぶってAは一人で悶えた。
おでこに残る唇の感触が恥ずかしくておでこを抑えて丸くなる。
トクントクンと自分の鼓動がうるさい。
A『九条先生、、、私のことを好きってこと??でも、仮面ライダーとして私を助けたいって事かもしれないし、、』
そう思ってはみても、やっぱり額にされたキスの感触はなかなか消えてくれなかった。
やっと鼓動も落ち着き、時計の針は23時を回る。
あまりにも突然色々あった今日。
身体も気持ちも疲れていたAの意識がやっと睡眠の方向へシフトする。
しかし、久しぶりに思い出した過去の恋愛の甘い記憶と苦い記憶は驚く程鮮明にAの胸に蘇り、忘れていた場面さえキラキラと夢と現の狭間に映し出され、Aを優しく呼ぶ。
大我『A、俺はお前が好きだ』
憧れの先輩だった大我に好きだと言われた日の事。
飛彩『A、好きだ』
予想外の飛彩の告白にドキドキした医局での事。
貴利矢『Aちゃん、ホントかわいい』
とまどう程誘惑の笑顔の貴利矢。
グラファイト『A、愛している』
そしてお互い恋に落ちてしまった人間とバグスター。
黎斗『Aさん、とても魅力的な方だ』
自暴自棄になってた時に出会った、大人で魅力的な黎斗。
黎斗『A』
いつも名前を囁いてそっと頬を撫でてくれた優しい黎斗の指。その感触を今でも思い出す事ができる。
そっとその長い指で頬を辿りながら、甘く見つめられると、胸がときめいて動けない。
黎斗「A」
その瞳。甘くて妖しくて魔法にかけられたみたいに私を魅了する。夢の中なのにこんなはっきりと思い出すなんて、、、
黎斗「目が半開きだ」
A「え”?!」
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大崎舞子(プロフ) - moon791さん» ありがとうございます!第2部までもうしばらくお待ち下さい♪ (2018年4月28日 9時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
moon791(プロフ) - 第2部突入ですか!続編を期待して待っています! (2018年4月28日 7時) (レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - kojiさん» どこかで言わせてみます♪ (2018年4月27日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» そんなん言われたら悶え死ぬ!!笑 でも‥言われたいっっ!(重症) (2018年4月27日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - ウルフさん» 只今、あんまりな夢主ちゃんなのでそのうち誰かに癒してらもらえるはず?? (2018年4月27日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2018年4月12日 12時