『社長と神』第五部

204.冗談、だよね ページ36

黎斗「パラドぉ！！！ぶははははっ！！私の勝ちだぁ！！！」


パラド「しらけるぜ、こんなゲーム」


いちごの乱舞する音ゲーでフルコンボを出してパラドに勝利した黎斗は拳を突き上げて雄叫びをあげた。


永夢「音符もいちごも背景もいちごばっかりで見にくくて、やりにくいんですよ、このゲーム！」


黎斗「黙れー！！素直に負けを認めろ！！」



大我「テメェが黙れ！！二日酔いの頭に響いてうるせぇんだよ！！！」


ニコ「あー、そうそう、昨日の結婚式どうだったの？大我、写メとかないの？」


ニコがぱっと大我のケータイを奪う。




ニコ「わー花嫁さんキレイ！！、、、ん？、、大我！Aちゃんのドレス姿、ちょー可愛い〜！！」


大我「やめろ！勝手に見んな！！！」



ニコ「何これ！！Aちゃんばっか写ってる！！」



飛彩「お前、そんな事してたのか」



貴利矢「放射線科のお医者さんだから、写真大好きなのかなー？」



大我「うるせぇ！！席が隣だから写ってるだけだ！」



ポッピー「苦しい言い訳だね、大我〜」



永夢「大我さん、素直にAさんのドレス姿が可愛いかったって言えばいいのに」



黎斗「無理もないさ。ドレスアップしたAは本当に最高だったからな」



パラド「俺には全くAの良さがわからない。おい、ゲンム、何が最高なんだ？？」



永夢「パラド、聞かない方がいと思うな」



黎斗「ふん、花家先生は所詮家でAの写真を見て悶えるだけだが、Aを抱く権利の有る私は君たちとは違うのさ！」



ニコ「あーあ、また始まっちゃったじゃん！」



黎斗「普段と違うメイクで色づき、艶やかなドレスに身を包んだAを抱きしめると、いつもよりも淫らな声が、、」



ポッピー「黎斗！！調子に乗らない！！」



バグバイザーを向けられ大人しくなる黎斗にポッピーが怒る。



ポッピー「Aちゃんはそんな事、みんなの前で言われたくないと思うよ！！」



ニコ「ほんと、あんた最低！Aちゃんみたいな良い子、あんたにはもったいない！」



永夢「もう3年くらい付き合ってませんか？」



ニコ「もう充分じゃん！早く別れなよ！」



黎斗「、、、そうだな」



貴利矢「神？」





黎斗「Aとは終わりにするよ」





永夢「え？え？」



大我「おい、、、」



ポッピー「黎斗、真顔で冗談言わないでよ」



飛彩「Aはまだオペ中だが」



ニコ「どーせ冗談でしょ？もーっ」


永夢「ですよねー！」

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