196.最後の上級バグスター ページ28
パラド「俺がグラファイトに話をしてくる」
ポッピー「待って、パラド!私も行く!」
雨の日だった。
クロノス攻略のため、グラファイトとの共闘を提案しに2人は出かけて行った。
飛彩「グラファイトがこちらに着くとは思えない」
大我「ああ。あいつは俺がぶっ潰す!」
A「でも、パラドみたいにこっちの味方になってくれたら、ドラゴナイトハンターZもゲームクリアになるんでしょう?」
ニコ「あいつが味方になるわけないじゃん??Aちゃんがゲンムと別れたら考えてくれるかもしれないけど??」
A「ニコちゃんっっ」
笑えない、、、。
もしもグラファイトが味方になってくれなければ、本当にグラファイトを消滅させなければならなくなる。
残る上級バグスターはグラファイトだけなのだから、、、。
『グラファイト、お願い、どうかパラドと一緒に帰ってきて、、!!』
仕事も手につかず、Aはパラド達の帰りを待った。
CRのドアが開き、入ってきたのは俯いたパラドとポッピーだけ。
A「グラファイトは、、、??」
ポッピーは黙って首を横に振った。
パラドは俯いたままだ。
A「うそよ、、、」
消え入りそうなほどのAの声は誰にも聞こえない。重苦しい空気を気にもせず、大我が立ち上がる。
大我「よし、あいつをぶっ潰す!」
飛彩「ああ、行くぞ!」
ニコ「うん!」
3人はグラファイトを倒すためCRを飛び出した。
ポッピー「Aちゃん、ごめん、、、グラファイトを説得出来なかった、、」
A「ポッピーは悪くないよ。私も大我達と戦いが始まる前にグラファイトを探して、もう一度説得してみる!」
グラファイトがどこにいるのかなんて分からない。
闇雲に、彼と会ったことのある場所を回ってグラファイトを呼び続けた。
でも、どこにもグラファイトはいなかった。
走り回って息があがり、涙が時々流れた。
「どうして今日は会いに来てくれないの??いつも私が泣いてると来てくれるのに、、、」
そうだ、、、私の部屋、、、
Aは自分の部屋に急いで帰る。グラファイトが一番来てくれた場所。
もう夕方になっていた。
夕日のさす部屋の壁に腕を組んで立っていたグラファイトを見たのはいつだっただろう。
あの時と同じ様にグラファイトがそこにいた。
「グラファイト!」
「もうお前と会うのもこれが最期だ、、、」
「いやよ、、そんなのいやだよ」
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大崎舞子(プロフ) - こはるさん» 初めまして!グラファイトのかっこよさを知っている方に読んで頂けて嬉しいです!いいですよね、グラファイト!トキメイテいただけて光栄です! (2018年7月4日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - はじめまして、大崎さんのグラファイト作品を全て読ませていただきました!最近エグゼイド を全話見てグラファイトのかっこよさにノックアウトされた者です。大崎さんの書くグラファイトが素敵すぎて時間を忘れて読まさせていただきました。もうトキメキました。 (2018年7月4日 9時) (レス) id: dfc6dee562 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 大崎舞子さん» 返信まで有難うございます。また、短編や新作も楽しみにしております。 (2018年2月5日 20時) (レス) id: 6877703fa1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - しゃけさん» こんばんは!読んで頂いてありがとうございます!とても嬉しいコメントです!!趣味で始めたものを素敵と言っていただいて感激です。またよろしくお願いいたします! (2018年2月5日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - こんばんは。全て読ませていただきました。とても好きな話調で、続きをどんどん見たくなって舞子さんが投稿されているお話を全て一気に読んでしまいました。素敵なお話これからもお待ちしてます、ずっと応援していきたいと思います。 (2018年2月5日 17時) (レス) id: 6877703fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2017年12月21日 6時