181.意地悪 ページ13
コーナースイートの大きな窓からのみなとみらいの夜景は本当に綺麗だった。
窓の側に立ちしばらく静かに2人で夜景を眺めた。
きれい、、、
窓の外を眺める黎斗の横顔が笑顔でAを振り返る。
「黎斗さん」
「ん？」
「私の事、、、軽蔑してますよね、、」
「何をいきなり言うんだい？」
「だって、こんなに簡単に部屋について来て、、軽い女だって思いませんか？」
黎斗はまた優しく笑うとAの側まで来て優しく髪を撫ぜる。
「簡単について来た訳ではないだろう？」
「そうですけど、、、」
「君は私の事が好きだ」
「えっ」
「絶対にそうだ！」
「何ですか、その自信！？」
「私がみつめたら、君はすぐに赤くなる」
そう言われてAは余計に赤くなってしまう。
「初めて君を病室で見た時、とても可愛いと思った。初めて会うのに、何故かとても大切な人に思えた」
「君はとても魅力的だよ。鏡飛彩の恋人だと聞いた時は、あの男を消滅させる悪い計略をあれこれ思いついたんだが、、」
「本当ですか？！」
「その前に君から違うと聞いて、実行には移さなかった」
「良かったです！！」
「それくらい、君の事を好きになった」
「うっ、、それくらい、がめちゃくちゃ怖いですけど」
「でも、私は、つまらない一般常識で測れば犯罪者だ。良か悪かで分けるとするなら、悪だろう？だから、君をどうやって口説こうか攻めあぐねいていた」
「そんな時、グラファイトが来たんだ」
「グラファイトが？」
Aは思わず驚いて声が大きくなる。
「グラファイトに全部聞いたよ。君は私の恋人だ。それももうずっと前からの」
「知ってたんですか？？？」
「ああ」
「何で早く言ってくれなかったんですか！！私、寂しくて苦しくて、、、でも無理に色々話したら黎斗さんの脳にすごい負荷がかかって、言えなくて、、」
言いながらボロボロと涙の出るAをぎゅっと黎斗が抱きしめる。
久しぶりの黎斗の胸。
抱きしめてくれる腕も、暖かさも、ずっと欲しくてたまらなかった。
「黎斗さん、意地悪、、、さっきも、昔の恋人に嫉妬するよとか、よく言えましたね！！」
Aは泣き顔で頬を膨らませて怒る。
それを黎斗が嬉しそうに目を細めて見下ろす。
「久しぶりに、私に想いを寄せてる君を真っ赤にさせて見たくてね」
「本当に意地悪〜！！」
「でも、ドキドキしただろ、A？」
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大崎舞子(プロフ) - こはるさん» 初めまして！グラファイトのかっこよさを知っている方に読んで頂けて嬉しいです！いいですよね、グラファイト！トキメイテいただけて光栄です！ (2018年7月4日 19時) (
レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - はじめまして、大崎さんのグラファイト作品を全て読ませていただきました！最近エグゼイド を全話見てグラファイトのかっこよさにノックアウトされた者です。大崎さんの書くグラファイトが素敵すぎて時間を忘れて読まさせていただきました。もうトキメキました。 (2018年7月4日 9時) (レス) id: dfc6dee562 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 大崎舞子さん» 返信まで有難うございます。また、短編や新作も楽しみにしております。 (2018年2月5日 20時) (レス) id: 6877703fa1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - しゃけさん» こんばんは！読んで頂いてありがとうございます！とても嬉しいコメントです！！趣味で始めたものを素敵と言っていただいて感激です。またよろしくお願いいたします！ (2018年2月5日 19時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - こんばんは。全て読ませていただきました。とても好きな話調で、続きをどんどん見たくなって舞子さんが投稿されているお話を全て一気に読んでしまいました。素敵なお話これからもお待ちしてます、ずっと応援していきたいと思います。 (2018年2月5日 17時) (レス) id: 6877703fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2017年12月21日 6時
