〜44松目〜 ページ47
『はぁっ、はぁっ……』
元々あんまり体力のない私にとっては、近所のはずの公園までの道のりは思ってた以上に過酷だった。
切れ切れの息で公園のブランコの傍に立っているカラ松の元へと駆け寄る。
『ごっ、ごめんね……！お待たせ……っ！』
言葉が切れ切れだけど、カラ松君は吃驚しながらも笑った。
カラ｢そんなに急がなくても良かったんだぞ？｣
そう言ってクスクスと笑うカラ松君に顔が熱くなる。
はっ、恥ずかしい……
舞い上がり過ぎちゃった……
『メールしてもらえたのが嬉しくて……つい…………』
必死に赤いはずの顔を隠す。
カラ松君は、驚いた様子をしている。
カラ｢良かった。明日の準備とかで忙しいだろうし、迷惑かと思ってた｣
そう言って頬を掻くカラ松君はカッコよかった。
『……ううん、全然大丈夫』
私も、赤い顔を隠しつつも笑顔で返した。
カラ｢……あ、そうだった。呼び出した件なんだが…………｣
カラ松君が思い出したかのように言ったおかげで、私もここに来たきっかけを思い出した。
そうだった。
ただ話をしに来たんじゃなかった。
まさか、カラ松君とこうやって話が出来るようになるなんて、思ってもみなかったからなぁ……。
この２週間で、私は凄く幸せになれたと思う。
元々幸せだったけどね？
恥ずかしそうに顔を俯かせて話すカラ松君。
カラ｢……A、明日には行っちゃうだろ？だから…………｣
｢これ……｣と言って顔を背けたまま差し出されたカラ松君の手には、青色のラインストーンが埋め込まれたハート型のネックレスが握られていた。
凄く綺麗で、透き通った青だった。
ラインストーンなのに、本物の宝石のように輝いていた。
『えっ、私に…………？』
驚きが隠せない私に、カラ松君は小さくだが、確かにはっきりと頷いた。
私は、カラ松君の手からネックレスを受け取った。
私の手の中でキラキラと輝く青色のラインストーンは本当に綺麗で、素敵だった。
『ありがとう……カラ松君……』
私がそう告げると、カラ松君は嬉しそうに笑った。
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偶数LOVE！(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (
レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました！すっごく泣きました！これからも応援してます！ (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう？ (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞希 | 作成日時：2016年4月1日 13時
