〜42松目〜 ページ45
あれから数分、私はお姉ちゃんに抱き着いて泣いていた。
何故かお姉ちゃんやお父さん、お母さんまで泣き出して、最終的には皆して抱き合って大号泣だったけど……笑
なんか
『あったかいなぁ……(ボソッ』
トト「ん?なんか言った?」
『……ううん、なーんでも!』
私が笑顔でそう返すと、お姉ちゃんは不思議そうな顔もしないで「そっか!」と相変わらず可愛い笑顔で返してくれた。
チラッ、と辺りを見渡せば
優しくて、あたたかくて。
大好きなお父さん、お母さん。
そして、なによりも私をわかってくれて、大事にしてくれた。
優しくて、大好きなお姉ちゃん。
みんなみんな、あったかくて、大好き。
母「ほら、A!!もっと食べなさい!あんたの為のパーティーなんだから!」
父「そうだぞ!もっと食え食え!」
お母さんに声を掛けられてハッとした。
目の前には、笑顔の2人。
お姉ちゃんは、美味しそうにオムライスを頬張っている。
そのあたたかさに、思わず涙が出そうになった。
けど、必死に堪えた。
『……うん!!食べる食べるっ!』
これが、この笑顔が皆の記憶に残るように。
今までで一番の笑顔で返した。
・
『美味しかったなぁ……』
トト「ふふっ、楽しんでもらえた?」
あれから1時間後、パーティーは終わり、今はお父さんとお母さんが後片付けをしてくれている。
私は、庭の縁側に座ってお姉ちゃんと話している。
トト「……正直私ね?」
お姉ちゃんが、外を見つめたままポツリと話し出した。
私は、なにも言わずに黙って聞くことにした。
トト「Aのこと、心配だし。
私も、Aには傍にいて欲しい。
だから、Aがお婆ちゃんちに行くのなんて反対だった。」
お姉ちゃんが、悲しそうな顔で外を見つめて言う。
私も、そんなお姉ちゃんの横顔を見て、顔を俯かせた。
トト「でも、この二週間、Aを見ててわかった。
あんたなら、大丈夫だって」
そういったお姉ちゃんは、酷くスッキリとした顔だった。
トト「……だから、好きなようにしなよ。
失敗してもいい。
間違えたっていい。
なんかあったら、帰っておいで」
_『待ってるから』_
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偶数LOVE!(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました!すっごく泣きました!これからも応援してます! (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう? (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞希 | 作成日時:2016年4月1日 13時