〜26松目〜 ページ27
〜トド松side〜
｢｢｢･･････｣｣｣
昨日のあの一件からというもの、僕達･･･と言うか、おそ松兄さんはずっと黙ってた
いつもうるさい兄さんが黙ってるもんだから、自然と僕らも会話をしなくなるわけで
この世が終わるんじゃないかってぐらい、僕らのいるこの居間は静か
チョロ｢･･･ねぇ、おそ松兄さん｣
｢｢｢！！｣｣｣
チョロ松兄さんがついに口を開いた
そして_____________
ﾊﾟｼﾝｯ
お｢ッ･･･！？！｣
｢｢｢！？！｣｣｣
急に、チョロ松兄さんがおそ松兄さんの頬を叩いたのだ
おそ松兄さんは勿論、僕らもびっくり
お｢てっめぇ･･･！！何しやがる！！！｣
すっかり怒ったおそ松兄さんがチョロ松兄さんに掴みかかる
対してチョロ松兄さんは驚くことも怯むこともしないでただおそ松兄さんを見つめている
チョロ｢･･･どう？目、覚めた？｣
お｢･･･！｣
チョロ松兄さんはそう言うと、おそ松兄さんをドンッと押し返した
おそ松兄さんは少しよろめいたけどすぐに体制を立て直した
チョロ｢あのさぁ、こないだから思ってたんだけど、
何をそんなに意識してるわけ？
なに？そんなにAが気に食わないの？
そんなにAが嫌いなの？｣
首を傾げてため息をつきながらそう聞くチョロ松兄さん
そんなの聞かなくったって
お｢なっ･･･！嫌いなわけ･･･！！｣
おそ松兄さんがパッと顔を上げて否定する
するとチョロ松兄さんは
チョロ｢･･･なら、素直になんなよ。クソ長男｣
そう言って、ふわっと笑っておそ松兄さんの前にしゃがんでおでこをデコピンした
お｢ぁいでっ！｣
おそ松兄さんはおでこを抑えながら目の前のチョロ松兄さんを見た
チョロ｢もう、ホントにそろそろ素直にならなきゃAが可哀想だよ？｣
そう言ったチョロ松兄さんは、とても頼りになる顔で、改めて兄さんの凄さを実感した
お｢･･･ははっ、まさかチョロ松に言われちゃうとはね〜
はぁ〜、目が覚めたわ。
あんがとな、チョロ松。
あと、ごめんな
お前ら｣
そう言って、いつもみたいに笑ったおそ松兄さんに、僕らは皆一緒に抱きついた
やっと、やっと僕らも変われそう
ごめんね、A
待っててね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1278人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
偶数LOVE！(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (
レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました！すっごく泣きました！これからも応援してます！ (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう？ (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：舞希 | 作成日時：2016年4月1日 13時
