〜2松目〜 ページ2
ト「みんなぁ〜！！今日は来てくれてありがとぉ〜！！！」
そう言って、魚をモチーフにした可愛らしいデザインの、いわゆるアイドル服を着ていつもみたいな可愛い笑顔を浮かべてステージに立っているお姉ちゃん。
ホントに、可愛いなぁ‥。
【トト子】と書かれているうちわを持つ手に力が入る。
お「いぇーーーい！！！トト子ちゃんさいこぉぉおおおおお！！！！」
チョ「可愛いっ！！！超絶可愛いよトト子ぉぉぉぉぉおお！！！」
トド「ほんと！自慢の幼馴染だよね〜！！」
私の隣で、口々にお姉ちゃんを褒め称える彼ら、おそ松さん達。
私にはそんな事‥言ってくれないのにね‥
また、うちわを持つ手に力が入った
一「‥どうしたの」
『‥へっ‥‥あ、あー‥何でもないよ！』
下を向いていた私に疑問を覚えたよう、隣にいた一松さんが横目で聞いてきた。
吃驚したけど
話しかけられた事、心配、してもらえた事がなんか嬉しくて
さっきよりも自然と口角が上がったのが自分でもわかる
一「‥‥ホントさ、なんで双子なのにトト子ちゃんとこんなに‘'差’’があるの？」
『‥え‥‥』
さっき話しかけてくれた時よりも、どこか冷たい声で私にそう言い放った彼
一「だって、トト子ちゃんの方が可愛いし、明るいし、皆に好かれてるじゃん‥」
「ホントに双子なの？」
立て続けに言い放たれる言葉が私の胸に鋭い刃のように突き刺さっていく
溢れそうになる涙を必死に堪える
やだなぁ‥
私ばっかり、こうなんだもん‥
お姉ちゃんが、人気者だから
お姉ちゃんが、優れてるから
ダメな私はいつもこう
皆から、いらないって
必要ないって
なんで双子なのにこんなにダメなんだって
言われるんだ
一「‥‥‥A‥？」
うんともすんとも言わない私を不審に思ったのか一松さんが私の顔を覗き込む様に見てきた
私は溢れそうな涙を悟られない様にパッと顔を上げた
『あ、はは〜！だ、だよねぇ〜！！ホント私ってダメでさぁ‥』
困ったなぁ‥！と、笑いながら返す
一「‥だよね」
一松さんはそう言うとまた、お姉ちゃんのライブへと集中した
‥こんなのもう、慣れたけど
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偶数LOVE！(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (
レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました！すっごく泣きました！これからも応援してます！ (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう？ (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞希 | 作成日時：2016年4月1日 13時
