file.07 ページ11
11月5日 水曜日
公安局一係には第一当直勤務である宜野座、六合塚、滕の姿があった。そこに監視官長である邑楽がいつもの勤務時間に出勤する
滕｢おーっす邑楽ちゃ〜ん！｣
六｢おはようございます｣
｢おはよう滕執行官、六合塚執行官｣
いつものように挨拶を交わしてから監視官長用の席に座る。監視官長用の机は一係に設置されているが、二、三係も請け負っている為、他の係の人間も報告等の際には顔を出す。邑楽が席に座るのと同時に宜野座が席に立ち、声をかけた
宜｢おはようございます邑楽監視官長。昨日の報告書、出来ました｣
｢昨日の今日で…相変わらず仕事が早いな｣
報告書に目を通す。相変わらず堅い言葉が羅列している何とも宜野座らしい報告書だ。報告書にはその人の性格が出ると僕は思う。それを感じながら読んでいくと、ふとある部分で目が止まる
｢狡噛が撃たれた…？｣
宜｢昨日付けで一係に配属された常守朱監視官が、何らかの理由で狡噛を撃ち、狡噛は今ラボで療養中です｣
｢……｣
宜｢常守監視官には、報告書をまとめるように指示しました｣
｢分かった。席に戻って良いよ｣
初日早々執行官を撃つ、か…執行官を取り締まる為に必要な場合撃つ事もあるが、初日から撃つなんていうのは、監視官に就任してそこそこ年月が経っている自分でもそんな人間は初めてだ。
｢狡噛の様子を見てこよう｣
―――――――――――――――
どうも今回はまっぽです。
sidestory等を除く本編すべてさちこに書いてもらったのでそろそろ仕事します。よっこらしょーごくん(なんて一人呟くﾏｷｽｨﾏさんがいてもいいと自分は思います←)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっぽ | 作成日時：2015年4月18日 22時
