噂 ページ6
Aside
【うわ、Aちゃん痣だらけ…】
【てかあれキスマークじゃない？】
【うわぁ…】
クラスメイトの噂話や陰口は、本人である私にも聞こえている。
最初は気にして泣いたこともあったけど
今じゃ慣れた。
講義が終わり、イヤフォンをして大学を出た。
じめじめした夏。薄着で痣が目立つ季節だ。
私にとって、大学生活は楽しいと言えるものではなかった。
今日は賢ちゃん実習で遅いし…
久々に一人で美味しいものでも食べに行こうかな。
電車を乗り継ぎ、前から気になっていた和食屋さんに行くことにした。
【いらっしゃいませー】
メニューを見ると、健康に良さそうな定食が沢山載っている。
確かここ、無農薬の野菜やお米を使ってて有名なんだよね。
「ご注文は？」
ﾄｸﾝ_____
聞き覚えのあるその声に
心臓が飛び跳ねた。
聞き間違う筈がない、あの声。
ゆっくりその人物に視線を向ける。
『(嘘…)』
こんなこと、ある…？
『信、君…？』
北「A…」
そこには、大好きだったあの人がいた。
・
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Sally - すき (2022年9月29日 4時) (
レス) @page26 id: f661e07910 (このIDを非表示/違反報告)
stgy - 『信…くん……』 終わり 私:グハッt (2021年6月28日 21時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
餅 - 赤ずきんさんの、小説一番好きです！応援してます！ (2020年12月7日 22時) (レス) id: 1246f5d2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤ずきん | 作成日時：2020年8月9日 0時
