愛情表現 ページ5
白布side
ーーー大学生、夏。
・
今日は集中力に欠けている。
参考書を閉じ、ベッドに腰掛けた。
過去の男がどんな奴か知らないけど
Aが他の男に抱かれたって考えるだけで、嫉妬でおかしくなりそうだった。
『賢ちゃん、お風呂空いたよ。』
風呂から出たAが部屋に入ってきた。
Aが俺の横に腰掛けるから
その肩を引き寄せた。
シャンプーの香りがする。
白布「好きだよ…A。」
『私も。』
背中に手を滑らせ下着のホックをなぞると。、ビクッと反応する。
白布「なあ…シたい。」
・
・
『あっ…もう…やめ…っ……』
腰を打ちつけながら首を絞めると、苦しそうに顔を歪めるA。
白布「苦しい?」
首を縦に振り涙目で俺を見つめてくる。
こんなことをしてもAは俺の側から離れていかない。
『……っ…』
解放すると、苦しそうに咳き込むA。
身体を起こして、向き合うように俺の上に座らせた。
白布「何休んでんの…ほら、自分で動いて。」
『賢ちゃん…もう無理…っ、明日大学もあるし…』
白布「は?俺の言うこと聞けないの?」
『お願い……
…っ!』
Aを押し倒し、殴っていた。
何度も何度も
白布「…っざけんな!口答えしてんじゃねぇよ!」
『ごめんなさい…っ…
許して…お願い、します…するから…』
気付くとAの真っ白い肌は、真っ赤に腫れていた。
終わった後、カタカタ震えるAを抱き締め
何度も謝った。
自分でも、何でこんなことをしてしまうのか分からなかった。
けど、Aを思い通りにしたいという欲求が日に日に増していって
暴力は、日常的なものとなっていった。
・
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Sally - すき (2022年9月29日 4時) (レス) @page26 id: f661e07910 (このIDを非表示/違反報告)
stgy - 『信…くん……』 終わり 私:グハッt (2021年6月28日 21時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
餅 - 赤ずきんさんの、小説一番好きです!応援してます! (2020年12月7日 22時) (レス) id: 1246f5d2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤ずきん | 作成日時:2020年8月9日 0時