５.責任感があるのはとてもいいこと ページ5
*
結局あの時に手のひらはケガしたし
手首は捻挫していたらしく、包帯でグルグルになってる。
遊木「うわぁ〜…転校生ちゃんの怪我いつ見ても痛そう。」
明星「あはは、ウッキ〜が痛がってどうすんの。
でも確かに。派手にケガしたね。もしかして転校生って結構ドジ？」
A「んー。まぁ、そうかもね。」
適当に返事をしながら、職員室に運ぶ予定のノートを持ち上げようとした。
氷鷹「おい、転校生。ケガしているのに、無理に物を持つな。
貸してみろ。俺が持ってやるから。」
氷鷹くんは昨日から心配して色々手伝おうとしてくれる。
でも、私が支えきれなかったせいだしなー
A「ありがと。でも、私当番だし持ってくよ？」
ガラッ!!
「せ、拙者が手伝うでござる!!」
そこには昨日の１年生の子が居て、
A「あ！えっと、」
氷鷹「確か…一年の仙石だな。だが、どうしてここに？」
仙石「その怪我は…拙者のせいなのでござる…」
え、言っていいの！？
言ったら忍者同好会が大変だって言ってたような…
明星「え、そうなの？」
仙石「そう((A「あの、忍術にちょっと興味があって！」
遊木「え？」
A「忍術教えてもらってたの。
そこで、ほら、ドジしちゃって怪我したんだ。」
だから責任感じさせちゃったんだーごめんね？、と
仙石くんに目配せして言った。
仙石「っ！」
このままここに居たら、うっかりバレてしまいそうだ。
一旦逃げよう。うん。
A「あ、じゃあ、これ運ぶの手伝ってもらうから。
氷鷹くんありがとねー。さ、行こ仙石くん」
仙石「しょ、承知！」
二人で廊下に出てスタスタと歩く。
クラスから遠くなったのを確認して、口を開いた。
A「えっと、２年の山本Aです。仙石くん、でいいのかな。」
仙石「い、１年の仙石忍でござる！昨日は本当に助かったでござる!!」
A「いえいえ、怪我がなくて良かったよ。
あ、ここだね。その棚に入れて、うん。ありがとう。」
じっと仙石くんが手を見ている。
責任感じさせてしまったかな…
A「今は痛くないし、平気だよ？」
仙石「せ…」
A「…せ？」
仙石「拙者が、治るまでお手伝いするでござる!!」
…ん？
*
６.一人だと大変でため息つくのに、手伝って貰うのは気が引けちゃうタイプ→←４.安堵した顔は心配した顔より申し訳なくなる
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パイオニア - 月見?さん» ありがとうございます、月見?さん。葛藤上手く描けているか心配だったので、嬉しいです！ (2022年9月25日 9時) (
レス) id: b3d233bcee (このIDを非表示/違反報告)
月見?(プロフ) - 完結おめでとうございます!山本ちゃんが好きと葛藤しているのがなんかこう…グッときました(?)素敵な作品ありがとうございました。 (2022年9月24日 23時) (レス) @page22 id: af57c35fb1 (このIDを非表示/違反報告)
パイオニア - 殺戮のモブさん» 殺戮のモブ さん、ありがとうございます (2022年7月9日 10時) (レス) id: abc7d37c05 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮のモブ - うｯｯｯｯｯｯ、、、、、ｸﾞﾊｯｯｧ……か わ い す ぎ る …… (2022年7月3日 16時) (レス) @page5 id: 7d6644a502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パイオニア | 作成日時：2022年3月24日 8時
