四日目 ページ5
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風呂場に設置されてある大きな猫足
「にしても、如何して唯医療用
背後で私の髪を洗っている零の手が一瞬止まるも、また何事も無かったかの様に洗い乍答えた。
「それは私に対しての愚痴でしょうか。私を
「再設定何て私は嫌よ。それに、態と出来損ないにしたのは意味が有るの。私は零を異能力生命体としてじゃなくて、人として見てるの。動ける、喋れる、触れられる、ちゃんと零自身の自覚もある、なのに全てが完璧だ何てつまらないでしょ?」
零の
「人間、最初から完璧な人何て居ないのよ。それに貴方は私が産まれた時から一緒に居るじゃない。私は零と共に成長したかったの。だから態と出来損ないとして設定したわ。それと、泉の話だけどあの子は才能で彼処迄辿り着いたのよ?親から授かった才能が無ければ、彼女自身は唯の一般人にしか過ぎないわ」
「…御嬢様が私を人として見て下さっている何て、初めて知りました。唯の道具としてでは無く、人として……有難う御座います、御嬢様。何故私と云う存在が生まれて来たのだろうかと、長年思い悩んでおりましたが…御嬢様の元に来れて本当に感謝しております。先程の御言葉で、少し…報われた気がします」
「…それは良かったわ。」
誰も完璧な人なんて居ない、私も…
「あ、ちょっと待って零。目に泡が…」
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作者名:ゆうと | 作成日時:2019年6月25日 2時