◆俺だけだろ...ｯｯ？！◇4【宮地清志】

love＊59 ページ2

＊(数分前...)



高尾「あれ？Aちゃん腕赤くなって、」
貴「なってません、」




半袖だったので

その宮地さんによってつけられた腕のキスマークは高尾くんにすぐ見つけられた。



恐るべし鷹の目...



こういうどうでもいいことまで高尾くんにとって見つけるのは容易だった




高尾「ずいぶんはっきり付けられたね〜キスマーク」



貴「っ！？」



高尾くんが私の腕を掴んでしげしげとそれを眺めた。



貴「ちょ、やめてって！」



高尾「いやー羨ましいねえこんなに愛されちゃって ♥ 」



ぷぷっと堪えたように笑う高尾くん


そうは言うけど、



正直言うと、最近宮地さんが積極的で

それは嬉しいんだけど





いつもリードされるから

私はいつも途中でついていけなくなる...









貴「高尾くん、お話聞いてくれる？」


高尾「ん？なに？ガールズトークw？」


貴「うん、そういうの得意でしょ？」





いつもクラスで女の子と楽しそうに話してる高尾くん


けど、そう言ったらなんか不服そうな顔をされた。




高尾「得意って、どゆこと!?...まあ、まあ...!!いいけど！？Aちゃんのお話聞くけどもね！」



貴「ありがとー...で、ね」



高尾「うん」





そこで私は宮地さんが最近積極的なこと

それが悔しいことを話した。



友達にいってもよかったけど、

男の人からの意見が聞きたかったから高尾くんはちょうどよかった。





高尾「ほぉおーーー！宮地さんがねぇ...ぷくくっ...」


貴「笑わないでよ、ねえ、どうしたらいい？」





首を傾げて聞いたら

高尾くんがちょいちょいと手招きしたから顔を近づけると



耳打ちされた。







高尾「じゃあ、ちょっと宮地さんのことギャフンと言わせてみるか」



貴「え？」



高尾「例えばー、冗談で宮地さん振ってみるとかーwww？で、からのAちゃんが嘘だよーってバカにする感じ」







たしかに

そうしたら私のペースで宮地さんを巻き込めるかな





ちょっとは大人に見てくれるのかな？









高尾「んじゃ、あとはがんばー」








それだけいって私から離れてった。

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