【あんスタ】貴方の愛を求めます２【朔間零】 (ページ6)

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『そういえば最近、スバルくんと何かコソコソしてるみたいだけど……』

「えっ！？」

Aがそう言うとあんずはギョッとした顔でAを見た。

わかりやすい反応を受け、思わず笑ってしまうA。

『何か私で力になれることなら、遠慮無く言ってね。

これでも、女の子の後輩が出来て舞い上がってるんだから』

「そうなんですか……？」

『うん。私の周り、妹と母親以外に女の子がいなかったの。

小、中学校でも、仲良くなるのはいつも男の子ばっかりでね。

女の子には毎回、遠巻きにされてたというか……いつも一線引かれてる感じがしてた。

だから、今こうしてあんずちゃんと先輩、後輩として話しが出来てて嬉しいなって』

「衣更先生……」

あんずはAの話を聞いて、突然立ち上がるとAを真剣な眼差しで見つめた。

「衣更先生……じゃなくて、A先輩っ。

私、一生懸命頑張りますから、プロデューサーとして、これからもご指導よろしくお願いします！」

そう言われAは一瞬焦ったが、すぐにいつも通りの笑みを浮かべた。

『こちらこそ』

Aとあんずは、ここに来て再度、握手を交わした。