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目線は変わり、舞台上の『UNDEAD』一同______





「?どしたの、零くん?」






ライブ中に、『UNDEAD』の朔間零が不思議そうな顔で客席の周辺を見渡す。






「いや……。我輩の気のせいかのう、会場に詰めておるスタッフの顔ぶれに見慣れぬものが増えておるような?

それ以外にも、そこここに違和感があるのう?


これは、ちとドジを踏んだかもしれんのう……」







朔間零がそう呟いた次の瞬間、舞台上に天城燐音が歌いながら登壇してきた。






「♪!♪!♪!」






予期もしなかった燐音の登場に動揺を隠せない『UNDEAD』。






「んなっ?何だよ、こいつ……!?」

「ぎゃははは!どけどけ邪魔だぜェ、骨抜き腸抜きクラゲ野郎ども!

牙を抜かれ爪を磨かれ綺麗な『おべべ』を着せられた、魔物と名乗るのも烏滸がましい家畜の群れは引っ込んでてなァ!」






マイク越しにそう叫ぶ燐音。客席もざわつき始める。






「あぁん!?んだと、こんにゃろう……?どこのどいつか知らね〜けど、言いたい放題言ってくれるじゃね〜か!

喧嘩なら買うぞ、俺様たちを誰だと思ってやがるっ?」

「ぎゃはは!どうでもいいし興味ねェな、単に今のてめェらがいちばん美味しい相手ってだけ!

流れを読んで適切に賭けるのがギャンブルの常套戦術で、今のてめェら___『UNDEAD』は何処よりボロい賭場ってわけだ!


俺っちたち、『Crazy:B』にとってはなァ!」

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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年12月13日 21時

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