【イナGO】虚偽の仮面

CSS 「おはようございます、松風くん」

「私、あまり運動は得意じゃ無くて…」

愛らしく、儚げな笑顔を振りまく少女。
腕は、今にも折れそうな程細い。そして、無機質な白い肌。常に敬語を怠らないことから、教師からの信頼も厚く、学校のちょっとした有名な彼女。

しかし＿

「手筈通り実行と命じました。忘れたとは言わせませんよ？」

「裏切り者に価値は無いです」

同時に、悪評も絡みついている。
目尻を下げ優しくはにかむ彼女が、まるで人を嘲笑うかのように笑っていた。何時もの敬語が外れていた。罵詈雑言を相手に浴びせていた、など。

どれも信憑性にはいまいち欠けるが、一番はこれだろう。

彼女の風に靡く白い髪が、紅く染まっていた＿＿

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9/29追記

10と11の間に話を追加しました。

執筆状態：続編あり(更新停止)