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真っ赤な字 ページ43

暫く何もなかった私の机の中に再び入っていた封筒・・





その話しは怜や理香子・・





もちろん高尾君にも・・緑間君にもしなかった。





ただ・・





高尾 「高月どったの?また何かあった?」





少しの異変に気付いた高尾君にこっそりそう聞かれてしまった。





you 「なんでもないよ!」





高尾 「そうか?なら良いんだけどさ。何かあったら言えよ?」





緑間君が言っていた・・





高尾君の目は凄いって・・





それを今私は実感した。





授業中・・





気付かれない様にその封筒をそっとノートの間に挟んだ私。





you 「あーっ!ごめん!ノート忘れた。先に行ってて」





理香子 「何やってんの・・(笑)気をつけて行っておいでよ?」





次の授業の為怜と理香子の三人で廊下を途中まで言った所で私は教室へと引き返した。





誰もいない教室・・





静かに自分の席についてさっきのノートを出す・・





封筒の中に入れられた手紙を開くと・・





じわりじわりと恐怖が体中を襲い始めた。





そしてその異常さに気付く・・





you 「血?まさか・・ね」





ドクン・・ドクン・・





それを確かめる術はない・・





匂いを嗅いでみれば分かる・・?





・・いや





そんな事をしても何にもならない・・





you 「でも・・」





その紙に手を伸ばした時・・





町前 「あれ・・高月さん?どうしたの!?」





廊下から覗く町前君・・





その視線が私の机にずれた時は私はそれを咄嗟に隠した。





you 「まっ・・町前君こそどうしたの?」





町前 「次の授業体育でさ・・
ちょっと忘れ物したから取りに来て教室覗いたら高月さんが見えたから声掛けたんだけど・・
顔色悪いよ?・・大丈夫?」





気が付けば教室の中に入ってきていた町前君。





you 「うっ・・うん・・大丈夫。私も次の授業行かなくちゃ・・」





隠したノートを持ちながら席を立つと・・





町前 「クラスは違うけど何かあったら言ってよ?力になりたいからさ」





そういった町前君の指先が私の髪に触れた。





その時・・





なぜだろう・・背筋に寒気が走った。





you 「うん・・あ・・ありがと」





飲み込まれそうなこの不安と恐怖・・





町前君の顔をしっかり見る事が出来ないのはなんでだろう。





you 「私行くね!町前君も急いだ方が良いよ?」





そう言って私は町前君を置いて教室を後にした。

零れる笑顔→←大丈夫



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asako(プロフ) - みにみにさん» みにみにさん、コメありがとうございます(*^_^*)心に少しでもぐっとくる作品に仕上がっているのならとても嬉しいです。現在まだ少しですが続編公開しました。これからも宜しくお願いします! (2015年4月22日 17時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
みにみに(プロフ) - 今、2の最後「恋をするということ」まで読んだところです。読んでいる私自身の胸が苦しくなってます。自分の名前に置き換えると辛いわ〜。でも緑間君好きなんで、続きを楽しみにしてます。 (2015年4月22日 17時) (レス) id: 1a82d998ad (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - Aiminさん» Aiminさんコメありがとうございます(*^_^*)はい・・現在続編作成中です。続編までの間が開いてしまってすみません。なるべく早く公開出来るよう頑張ります!もう少しだけお待ち頂けると嬉しいです。これからも宜しくお願いします。 (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - 林檎さん» 林檎さん、コメありがとうございます(*^_^*)これからも宜しくお願いします! (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
Aimin(プロフ) - asakoさん、急かすようで申し訳無いですが、今この作品が1番好きなので、待ちきれません(>_<) 更新頑張ってください! (2015年4月4日 0時) (レス) id: c2b307ce2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:asako | 作成日時:2015年1月28日 17時

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