見えない影 ページ22
教室に戻った私の顔色を見た緑間君は・・
緑間 「高月・・何かあったか?」
読んでた本を閉じそう私に話しかけた。
理香子 「そうなんだよー・・急にトイレで蒼い顔になってさ。Aーどうした?」
その話につられて高尾君もむくっと起き上がった。
高尾 「どったの?もしかして・・俺らに言い難い?」
首を横に振ってみたものの俯いていた私に・・
緑間 「話してみろ・・俺達なら大丈夫だろう?」
そっと緑間君が話しかけてきた。
・・大丈夫
皆なら大丈夫だ・・
そう自問自答した後そっとポーチを机の上に置いた。
怜 「これAのポーチ・・これがどうかしたの?」
手が震えて上手くファスナーが開かない。
緑間 「・・大丈夫だ」
緑間君がそっと手を添えてくれて・・
そのポーチの中からあのリップを取り出した。
高尾 「リップ?」
高尾君が手にとってリップを少し出した。
you 「誰か・・使ったみたい」
怜 「えっ!?」
私の言葉に4人が顔を見合わせた。
高尾 「気のせいじゃ・・ねーんだな?」
小さく頷いた私。
先を少しとがらせ過ぎたと思いながらリップを閉まった。
だけど・・
程良い角度に均されていた。
理香子 「教室移動していた間に誰かが来たって事!?」
私にも分からない・・
you 「夏休み前から物が無くなく事はちょくちょくあったし・・」
それは緑間君にも少し話しをした・・
チラリと緑間君を見ると・・
怖く感じさえする表情を浮かべ何やら考え事をしていた。
理香子 「A大丈夫!うちらがいる!これからは私も怜も注意してみてるから。
で・・暫く1人で帰るの止めな?」
怜 「そうだよ!今日はさAも一緒に来ればいいよ。ね?」
今日の放課後怜は孝臣さんと会う・・
理香子を紹介する為に会わせるのだ。
緑間 「2人の言う通りだ。俺と高尾も注視しているから安心していればいい。
あと・・松本達が何か用があるのなら今日は俺が送って行く。
勿論部活があるから少し待たせてしまうが、ここで1人で待たず部活を見に来るといいのだよ。
それなら松本達も安心だろう・・どうだ?」
理香子 「緑間がそう言ってくれれば一番安心だよ。ねぇ、怜」
そんな皆を見て・・
私の心は少しばかり安堵したんだ。
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asako(プロフ) - みにみにさん» みにみにさん、コメありがとうございます(*^_^*)心に少しでもぐっとくる作品に仕上がっているのならとても嬉しいです。現在まだ少しですが続編公開しました。これからも宜しくお願いします! (2015年4月22日 17時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
みにみに(プロフ) - 今、2の最後「恋をするということ」まで読んだところです。読んでいる私自身の胸が苦しくなってます。自分の名前に置き換えると辛いわ〜。でも緑間君好きなんで、続きを楽しみにしてます。 (2015年4月22日 17時) (レス) id: 1a82d998ad (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - Aiminさん» Aiminさんコメありがとうございます(*^_^*)はい・・現在続編作成中です。続編までの間が開いてしまってすみません。なるべく早く公開出来るよう頑張ります!もう少しだけお待ち頂けると嬉しいです。これからも宜しくお願いします。 (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - 林檎さん» 林檎さん、コメありがとうございます(*^_^*)これからも宜しくお願いします! (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
Aimin(プロフ) - asakoさん、急かすようで申し訳無いですが、今この作品が1番好きなので、待ちきれません(>_<) 更新頑張ってください! (2015年4月4日 0時) (レス) id: c2b307ce2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:asako | 作成日時:2015年1月28日 17時