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「おい」
「なに」
速いですね〜とふわふわ笑顔を浮かべる横峯先生を注意しようとするも、引き止められ。
「お前が一番わかってんだろ。今のこのヤバい状況。緋山はどこいったんだよ?今日から来るんじゃなかったっけ?てかさ、橘先生は俺らに死ねって言ってんの?」
「わかってるけど、」
何か事情があるのよ、そう続けようとした時、コール音が鳴り響く。
「翔北救命センターです」
ほぼ無意識に取り上げて午前中だというのに4度目のホットラインだと気づく。
「マンション火災で熱傷の患者です。受け入れ可能ですか?」
「高所転落の患者が来る。それに救急車だろ。厳しくねぇか?」
スピーカーから聞こえる声に藤川先生が首を振るけれど。
「熱傷面積は?」
諦めることはしたくない。
「3度25%。サチュレーションは酸素10リットル吸わせて70%です」
『おぉ、いけるよ恵ちゃん!』
頭の中であの子の声が聞こえた気がする。
───うん。そうだよね。
だって医者だもの。
命に真っ直ぐに向き合う彼女のようにありたい。
だから
「受け入れましょう」
みんなを見回してそう伝えた。
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時雨(プロフ) - 姫乃さん» 全然大丈夫ですよ(^^)ありがとうございます!ほんとうに応援コメント嬉しすぎます!!!これからも頑張るのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年9月3日 23時) (レス) id: b12319ed65 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - cometさん» 応援のコメントありがとうございます(^^)嬉しいです!これからも頑張るのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年9月3日 23時) (レス) id: b12319ed65 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - すみません!先ほどのコメントは付いていない方がでしたいいと思います!と書いたつもりだったんですが間違えてました。アンケート終わっているのにすみません。 (2018年9月3日 22時) (レス) id: 7fe36c8cdf (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - 私も名前付いてた方がいいと思います!この作品大好きです!これからも応援してるので無理のないペースで頑張ってください! (2018年9月3日 21時) (レス) id: 7fe36c8cdf (このIDを非表示/違反報告)
comet - 名前なんですが、今のままでいいと思います!展開が分からないわけでもないので大丈夫だと思います!!いつも楽しませてもらってます!更新頑張ってください!ずっと応援してます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: fcd67c983f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2018年8月30日 12時