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フェローたちを連れてヘリポートに出ると私達を出迎えるのは、抜けるような青空。
この空を見ると、あの日を思い出す。
大好きで大切な彼女が旅立っていった日を。
「あいつも上手くやってんのかね〜」
たまに来るメールは写真ばかりで向こうの様子は見えない。
彼女なりの気遣いだろう。
こちらに心配かけないように。
「あの子なら大丈夫よ」
「そーだろうよ。──んで？緋山はどこいった」
藤川先生のその一言で懐かしさが吹っ飛ぶ。
───そんなの私が一番聞きたいよ。
「連絡してるんだけど出なくて」
「ったく。やってけんのかねぇ、うちは！」
彼につられて振り返ればヘリの強風に煽られながらなんとか立つフェローたち。
───しっかりしないと。
毎日のように思うけど、実際は難しい。
「70代男性、自宅2階から転落。触診で血圧70、心拍120、意識レベルE1、V1、M3です」
「現場で挿管した。頭部外傷と不安定型の骨盤骨折ね。こっちは私が診るから行って」
聞こえてきたサイレンに三井先生が反応する。
「お願いします」
その場を任せて藤川先生と灰谷先生と救急車に駆け寄れば後部ハッチがちょうど開くところ。
こちらがのぞき込むよりも前に女性が飛び出てくる。
───親族の方？
「心停止したけどいま戻った。早く初療室運んで！」
「･･････緋山先生！？」
「･･････緋山！？」
藤川先生と見事に声が重なり、不機嫌な顔が向けられる。
「あーおはよ」
束ねられたぼさぼさの髪に煤だらけの服と顔。
オマケにびしょ濡れだけれど、朝から探していた人物なことには間違いなくて。
「えっ、火事ってお前んち！？」
「上の階。朝っぱらから消防の水浴びてきたわ」
さらに不機嫌そうに言い放つ緋山先生を唖然と見つめていれば睨まれる。
「早くしなさいよ」
「ご、ごめん」
慌ててストレッチャーに手をかけて初療室へ向かう。
同時に遅れて追いかけてくる灰谷くんに小さくため息をついた。
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時雨(プロフ) - 姫乃さん» 全然大丈夫ですよ(^^)ありがとうございます！ほんとうに応援コメント嬉しすぎます！！！これからも頑張るのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年9月3日 23時) (
レス) id: b12319ed65 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - cometさん» 応援のコメントありがとうございます(^^)嬉しいです！これからも頑張るのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年9月3日 23時) (レス) id: b12319ed65 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - すみません！先ほどのコメントは付いていない方がでしたいいと思います！と書いたつもりだったんですが間違えてました。アンケート終わっているのにすみません。 (2018年9月3日 22時) (レス) id: 7fe36c8cdf (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - 私も名前付いてた方がいいと思います！この作品大好きです！これからも応援してるので無理のないペースで頑張ってください！ (2018年9月3日 21時) (レス) id: 7fe36c8cdf (このIDを非表示/違反報告)
comet - 名前なんですが、今のままでいいと思います！展開が分からないわけでもないので大丈夫だと思います！！いつも楽しませてもらってます！更新頑張ってください！ずっと応援してます！ (2018年9月2日 21時) (レス) id: fcd67c983f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2018年8月30日 12時
