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彼女と別れて家に帰り渡された資料に目を通した
二女のパンフレットには書かれていない卒業生にしかわからない二女の魅力
そしてそれだけではなく、受験勉強で気を付けることも書かれていた
� 峪笋覆鵑�」は禁句！出来ない子なんて一人もいない！
��同じ志望校の友達がいたらその子の良いところを見つけて憧れにしてみて？ライバルであり最高の仲間になるはず！
��上手く行かないことがあったら全部黒木先生に相談してみて？怖そうに見えるかもしれないけど、誰よりもみんなのことわかってる素敵な先生だよ！
�ず�花の先生もお母さんもお父さんもみんな味方！一人じゃないよ！
多くの励ましの言葉に加えて金髪ピアスのAの写真から吹き出しで「二女はこんな私でも受け入れてくれた最高の学校です！まるみちゃんの二女合格の報告、待ってるよ！」
のメッセージが添えられていた
会ったこともない一受験生にここまで手を焼いてくれる彼女が誇りであり、同時に愛おしかった
A「...もしもし？」
黒木「あ、もしもし？」
A「え、どうしたの...？」
黒木「資料呼んだよ。本当にありがとう」
A「うん...え、それだけ？」
黒木「え？うん」
A「恥ずかしさ倍増するわ...」
黒木「どうして？グッときたんだって」
A「はいはい、恥ずかしいからやめて」
黒木「休み明け柴田さんに渡しておくね」
A「うん、ありがとう」
黒木「あと...前にも思ったんだけどA、金髪も似合うよね」
A「あぁ...ありがとう？」
黒木「金髪、しないの？」
A「受験塾の講師が金髪はマズいでしょ。それに27で金髪はもうできないって」
黒木「そっかぁ、残念だな...とにかく、本当にありがとう」
A「いえいえ、是非役に立ててください」
黒木「うん、じゃあまた明日」
A「はーい、おやすみ」
黒木「おやすみ」
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年11月28日 21時
