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Love*3-1 ページ1
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時間は、流れていく。
私たちに興味関心のない世間の人がこちらに目を向けなくたって、
あの噂が生き続けるくらいには、
私たちを見ている人がいるのだ。
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あれから、あの日から。
ぴったり、連絡が来なくなった。
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本当に、あの人の中から私がいなくなったみたいに、
電話も、メッセージも、届かない。
あの時″わかった″って私が同意したから、当然のことなんだろうけど。
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名前の漢字の羅列を見るのも、
少ししんどくなって、
彼のラインはトークごと消した。
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時間は流れる。
私は、嵐の工藤Aを演じるより、
王女のマリーを演じる時間の方が、完全に長くなった。
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嵐としての私は、
今完全にみんなの迷惑でしかないから、
思考がそっちに寄ると、ずぶずぶと落ちていく。
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マリーに思考がよれば、
愛する人を自分のせいで失った喪失感で、
頭がどうにかなりそうになる。
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そして、工藤Aに戻ったら、
大切な人が傍にいないことに気がついて、
息が止まる。
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何をしてても八方塞がりで
もう、どうしようもなかった。
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だけど、立たなきゃいけない。
前を向かなきゃいけない。
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疲れた、とかしんどい、とか
もう嫌だ、とか。
そんなこと、口に出せない。
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どんどん、どんどん胸の奥に溜まって行って、
吐き出したいけど吐き出せない。
吐き出せる人がいない。
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どうしたらいいか分からなくなって、
笑う。
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