みんな大好き紅一点！４

年齢 ページ9

リナside





太輔たちとバイバイして家に入った。



そしてバッグに入ってる通帳とか大切なものが入ってるポーチを取り出した

………私だって、あの写真は大切なものだよ？
だからここに入れてるんじゃん。

もう１０年以上前の写真だから少し色あせてるけど、あの頃の思い出は鮮明に覚えてる






さ、ヒロが帰ってくる前にご飯の準備しなくちゃ

ーーーーーーー


北山「ただいまー」




リナ「おかえり！」




走ってヒロのところに駆け寄った




リナ「お疲れ様！」




北山「ん、リナもな」






ヒロの方が後に帰ってくるなんて久しぶり。
だからお帰りなさいを出来たことが嬉しすぎて、早速おかえりのハグとキス

少しビックリされてる






北山「久しぶりだな、なんかこんな感じのやつ」




リナ「もしかして照れてる？笑」




北山「ちょっとな笑」




照れてるヒロが可愛すぎて、私もニヤニヤしちゃう




リナ「ご飯、すぐ用意するからねー」




北山「マジ？嬉しい！俺めっちゃ腹減ってたんだよねー」







急いで準備しようとキッチンに走った


旨そうな臭いー
とか言ってヒロがこっちに来たかと思ったのに、足音がしなくなった





ん？なんだ？




そう思ってキッチンの入口の方を見ると、


ヒロが私を見てその場で固まってた







リナ「どうしたの？そこで突っ立ってるけど」







北山「………マジびびった」




リナ「え？何が？」




北山「今急に昔にフラッシュバックしたわ」




リナ「……昔に？」




北山「うん、リナが一瞬高校生の頃のリナに見えた笑」




リナ「えー？何でー笑」








北山「こいつのせいかな？」




ヒロが私に近寄ってきて、ポニーテールをした私の髪を触ってきた







北山「……どしたのこれ、珍しいじゃん。」




リナ「ん？なんとなーくしてみた」







嘘。

本当は高校生の私を意識してわざとさっきポニーテールにしてみた








リナ「……やっぱりおかしい？」




北山「んーん、めっちゃ可愛い。俺、昔からリナのポニーテール好き」





そう言うと、私のお腹に手を回して後にピッタリくっついてきた。


ヒロが首もとに自分達の顔をスリスリしてくるからくすぐったい









リナ「ねーくすぐったいってば笑」




北山「実はポニーテールの時にこうするのも好きだったんだよねー」









そんなにポニーテールが好きだったなんて知らなかった

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