みんな大好き紅一点！４

年齢 ページ8

リナside





いつからこんな風になったんだろ。

もちろん、ヒロに冷めたとかじゃない
今でも心の底から大好きだし、普通にラブラブだけど……

年齢と月日のせいかな？所詮美琴ちゃんとも１０個は離れてるし、途中抜けがあるとしてもヒロと出会ってから１０年は軽く経ってる。


もしかして、これって老夫婦状態ってこと？？
いやいや私たちまだ結婚すらしてないし！







リナ「太輔ー」




藤ヶ谷「ん？」




リナ「今凄く幸せでしょ」




藤ヶ谷「うん。最高に幸せ」




リナ「良かったね、美琴ちゃんみたいに可愛いくていい子と付き合えて」




藤ヶ谷「まぁねー笑」









リナ「私も美琴ちゃんみたいに若くて可愛いかったらな……なんかヒロに申し訳ない笑」




美琴「何を言ってるんですか？それはこっちのセリフです！」




リナ「え？」




美琴「私、太ちゃんと７つも違う上に年齢の割に見た目も中身も幼いから………こんな素敵な太ちゃんに釣り合わないなーって。

太ちゃんはよく言われるんです、『年下好きとは意外だね、大人っぽい子と付き合ってるイメージがある』って。
私もそれは思うんですよねー、太ちゃんにはそれこそリナさんみたいに、大人っぽくて色気もあって素敵な女の人が似合うって。

だから私もそんな風になれるように頑張ろうとしてたら、太ちゃんが『俺は今の美琴が好きなんだから』って言ってくれたんです。

……なので北山さんも、そのままのリナさんが好きなのでは？」






美琴「でもヒロの携帯の待受画面ってね、私達が最初に付き合い始めた頃、つまり高校生の時に二人で撮った写真なの笑 だからやっぱり若いときの私が良かったとか思ってるのかなーって。」





藤ヶ谷「リナ、何でアイツがその写真を待受にしてるか知らねーの？」





リナ「え？そーゆーことじゃないの？」





藤ヶ谷「理由は２つあって、１つ目は初めて二人で撮った大切な記念の写真で、それ見るとリナと付き合い初めて毎日浮かれてた気持ちを思い出すから。
２つ目は、高校生の時からずっと憧れの存在のリナに一歩でも近付くため。北山にとってリナは当時から相当キラキラして見えるらしいよ」








そんなの初めて聞いたし

ヒロのばか。嬉しいじゃん







美琴「リナさん、愛されてますね〜♪」





藤ヶ谷「ほんとだよー。あー見えてアイツ、昔からリナのことばっか考えてるからな？今ももちろんな」

年齢→←年齢

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す