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-Story12-sideセンラ- ページ13

今日は何を話して何を聞こうとたくさん迷っているうちにめちゃくちゃお酒を飲んでいたことに気づいた。

「またそれ飲むんですかー?」

と笑う彼女がたまらなく可愛かった。
でもあまりAちゃんが飲むことはなかった。心なしか顔色も悪いというか白い。
いや、元からか?

目の前で笑っている彼女は本当に可愛くて今すぐにでも想いを伝えそうになる。
その言葉を押し殺し、一緒に笑う。

「かわええなぁ」

思っていた言葉が口に出てしまったときは焦ったけどAちゃんはお酒のせいにしてくれるらしい。

そうだ、意地悪いけど全部お酒のせいにしたらいいんじゃないか…??
それからというもの

「かわいー!!」

「ほんまかわええなぁ」

好きの言う思いを伝えないようにかわいいかわいいと唱え続けていた。
すると急に「お会計お願いします」という彼女。
センラがつぶれないようにらしい。
これでもう終わっちゃうのは悲しい。きっと彼女のことだからすぐに帰ろうとする。
べろべろに酔ったふりをしてAちゃんに世話を焼かせ、二人でタクシーに乗って帰ることに成功。
店員さんの彼女さんっていう台詞にちょっとうれしくなったのは内緒。照れ隠しにおちゃらけとこ。

タクシーの中の三人の沈黙が嫌いだからAちゃんに何かを話しててほしくてふとこんな事を聞いてみた。

「Aちゃんはなんでセンラを推してくれてるん?」

ふと気になったけれど、確かに何も聞いていなかった。
少し困惑したのち、Aちゃんは話し始めた。

聞いているうちにそんな昔からセンラのことを好きになってくれてたんだと胸が躍る。
本当にうれしくて、顔がニやついていないか心配になった。
でも好きになったきっかけがMIXなしの歌みたって…それでも素のセンラを好きになってくれたということ。それがまたうれしかった。

「それでも私のナンバーワンなんです」と笑う彼女はきらきらとしていて、本当に愛されているなと思った。

「お兄さんと仲いいんやね」というと彼女は「…はい!」と何故か切なそうに笑った。

これはAちゃんをもらうにはお兄さんに許可をまずもらわなあかんなぁ…なんて思いながらも家までたどり着いた。
またわがままを言ってついてきてもらうことにした。別れが名残惜しかった。
玄関を開けて上がっていく?と聞こうと思い振り返ると…

ドンッッ

鈍い音とともに後ろを向くと倒れているAちゃんがいた。

「え?!大丈夫?Aちゃん!」

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耳上出蛙(プロフ) - まだ途中までしか見ていないのですが、微妙にお互いの感情を理解しきれていなくて読んでてもどかしくなるような続きが気になるようなお話でとても凄いと思います。このままいっぱい読んできますね! (2020年8月26日 1時) (レス) id: e26948917f (このIDを非表示/違反報告)
ハル晴れ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!あんまり無理しないでくださいね。いつでも待ってます。自分のペースで更新頑張ってください!! (2020年3月10日 17時) (レス) id: d87eb6d55e (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 名前をとりかぶとにしてたの忘れてたらセンラさんが車の中でとりかぶと…いい名前やねって言ってて爆笑した。 (2020年3月4日 10時) (レス) id: 80f40766eb (このIDを非表示/違反報告)
だっち(プロフ) - 前作から流れてきました!今作もすごく面白くて、更新楽しみにしてます!! (2020年3月3日 22時) (携帯から) (レス) id: 7167dc6512 (このIDを非表示/違反報告)
たかめい(プロフ) - いつも楽しく読んでます!更新頑張ってください!(*^^*) (2020年3月3日 22時) (レス) id: 651a3f3b57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおなちゅ | 作成日時:2020年2月29日 21時

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