俺のオキニの愛し方【センラ】

-Story11-side夢主- ページ12

「千本桜いろんな人の聞きまくったんですけど小さい頃から何度も聞いている曲じゃないとしっくりこないんですよね。その時ボカロすら知らなかったのでずっと機械音ばっかり聞いてまして…高1でツイッターを初めてどんどんネットに浸っていって、センラさんを見つけたんです。友達がリツイートした坂田さんの歌ってみたから見つけまして…wこんな素敵な人いるんだって私の推しになりました。それから暇なときに出ている歌ってみたを全部聞いたんです。そしたら…私の大好きな千本桜がそこにありました。見つけたとき、ほんと運命かと思ったんです！！自分天才だぁ！！ってほんとに思いました。嬉しかったなぁ…ってこんな話聞いても面白くないですよね！！すいません！長々と…」

気づくとずっと話していてセンラさんはただじっとあたしの顔を見ていた。

「それMIXなしの黒歴史やん…w」

「いやいや！！それでも私のナンバーワンなんです！！！」

「ふふ、ありがとう」

またセンラさんは私の頭に手を乗せた。

いつの間にか家の前についていて、「センラがここで怪我してもいいねんな？」という決まり文句で上まで上がることに。

玄関の前で私は言う。
本当にこれが最後かもしれない。
お礼を言わないと………って頭が重い…目の前がふにゃふにゃして立つことができない。

「…？！……ちゃん！！」


私はそこで意識を失った。

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