第２話 訪問者 ページ3
「A、落ち着け。ここは木の葉の里。それは過去だ。ゆっくり息を吸って、吐いて…」
背中を優しく叩くにつれ、徐々にAの呼吸は安定していく。
「随分…Aの過呼吸に慣れているみたいだな」
「村から里へは安全を考え、三日かけて帰った際Aの過呼吸がよく起こりまして…。カカシさんにああしてもらうのが一番落ち着くみたいです」
暫くして呼吸は戻ったが、青ざめ明らかに体調がよくない。
「A、大丈夫か。今日はもう解散するか？」
「…いえ、大丈夫です、先生。すみませんでした。さっきのは少し思い出して混乱しただけです。もう取り乱しません」
意外とハッキリした足取りで立つA。目には力強い生気が宿っている。
「…では聞く。あの日の記憶がもどったのか？戻ったならあの日の事を詳しく話せ」
「はい。でも襲撃当時、私は村にはいず、奥の森林でお勤めを果たしていました。五歳になったということで、動物達と心を通わせる為に三日間森に篭もることです」
「…で、帰ってきたらあん惨状だったと」
「…はい」
「A、あそこに動物がいるような深い森なんて無かったと思うが…」
「村の入り口の反対にある雑木林、あれは聖獣が治める土地で、おいそれと普通の人は入ることができないんです。聖獣に招かれるか私に連れられるかしない限り」
大分話が壮大になってきた気がする。余程高度なチャクラ獣がいるらしい。
「…はぁ、改めて話を聞くと益々謎が深まるな」
これは、Aを村へ向かわせて調査した方がいい気がするな…。
「A、お前がいれば入れたりする場所が増え、何処に何があるか分かるんだよな？」
「はい」
「お前に乱舞一族の村の調査を命じる。護衛はカカシとテンゾウ。いいな」
「はい！私も村へ行かなくちゃ行けない気がしていたので」
少々カカシの目が心配気味になっているが、Aの意志を尊重する様だ。こいつ、Aの事になると過保護だな…。
「よし！ではこの会議は解散だ！…あぁ、あと１つ。お前に会って話したい事がある奴がいる」
「話したい事がある奴ですか…？」
「あぁ。入ってこい！」
私の言葉で姿を見せるのは、赤茶の髪と酷い隈が特徴的な砂の忍。
「え…あの時の…」
一尾の人柱力、我愛羅だ。
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SC(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！実はクロスオーバーやトリップは考えた事あるんですよね笑 銀魂にハマった時は銀魂夢主へトリップしたりDQにハマった時は故郷滅ぼされた者同士で合わせたり…。色々ネタ手帳で考えてみますね！！ (2018年4月24日 18時) (
レス) id: 733451eee1 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらナルトかサスケ本人♀か姉か妹がワンピースかフェアリーテイルかリボーンとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってくださいね (2018年4月20日 16時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
SC(プロフ) - ありがとうございます！そう言って頂けるとモチベーション上がります！大学忙しかったりオリジナル難しくて亀更新ですが、途中で投げ出したりはしないですよ！笑 これからも大自然の巫女をよろしくお願いします！ (2018年4月17日 8時) (レス) id: 733451eee1 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - 物凄い面白いです続きが気になりますぜひ完結するまで描いてください応援しています頑張ってください (2018年4月5日 10時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SC | 作成日時：2018年2月24日 16時
