重い愛⋯【羽宮一虎】3

131話 ページ41

一虎side
　


トークを完全に開かないで確認する。
　

メッセージのやり取りを目にすると。
　

千冬とは前からカンケイは持ってるみたいだな。
　

なら…あのときの首元の痕は、千冬か？
　

あいつ、許さねぇ。俺のAに…
　

つか、今日会う約束してんだな。
　

は？Aの家？ちょうどいい。
　

お前らのカンケイ俺がズタズタにしてやる。
　

Aにも、たっぷり躾をしておかないとな。
　

躾が甘かったな。
　

すると、パタパタと足音が聞こえてきた。
　

やべ、A帰ってきたか？
　

スマホを閉じ、机に置くと何事もなかったかのように彼女が戻ってきた。
　



ちょっと、聞いてみっかな〜♪

　




「一虎じゃん！どうしたの？？」

一虎「今日、何してる？」

「え？今日？ええっと…」
　


わかりやす笑
　


一虎「なんか用事ある感じ？」

「そうなんだぁ。ごめんね」

一虎「ふーん……わかった！」

「明日なら大丈夫だよ」

一虎「ん、なら明日一緒帰ろうな」

「うん！じゃ！またね！」
　
　


千冬と会うんだろ？


お前はほんっとうに嘘が下手くそだなぁ♡
　

さ〜てと！Aの家に行って待ってようかな♪
　

俺はAの親とは仲がいいから家の合鍵持ってんのなんてあいつ知らねぇよな笑
　
　



一虎「ははっ、楽しみだなぁ…？」

132話→←130話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す