【番外編】 ページ12
Aは運ばれてきた物に、思わずうっと声を上げた。にこり、と笑うのはその原因の
「い、いただきます…。」
「遠慮せず食べてくれ。お代わりならいくらでもあるからな。」
死 刑 宣 告 か な ?
ほかほか、と湯気がたっているのはなんとも食欲をそそるし、ここ最近冷えてきた体にはなんともありがたい。だがしかし、しかしだ。
見た目が青いスープって何…?
ミネストローネとか理鶯は言っていた気がする。だがしかし見た目にインパクトがありすぎだろう。食べないという考えも、この嬉しそうな顔を見るとそんな気も全く起きなくなる。ううぅ。付け合わせのパンとドライカレーだけじゃだめなのだろうか。
ええい、ここは勢いに任せてしまえ、と。スプーンに掬った大きな一口をAは喉に流し込んだ。理鶯はその姿を見て、相変わらず嬉しそうにしていた。
「……!?お、美味しい…。」
「そうか。それは良かった。」
どうしよう普通に美味しいんだけど、と内心思いながらスープの入れられたコップを口に運ぶ。猫舌なAの為に程よく暖められたそれが喉を通るのは、とても心地良かった。きっと左馬刻と銃兎が言っていたのはこういうことなんだろう。理鶯の料理は、味は美味しいのだ。……断じて味は、だが。
「カレーも美味しいね。ちょっと辛いけど。」
「そうか?小官にはそれが丁度いいからな。今度Aに振る舞うときはもう少し辛みを抑えた物にしよう。」
「ふふ。ありがとう。楽しみにしてるね。」
茶でも淹れようか、と席を立った理鶯の背中を見て。あぁこんな景色を毎日見られたら良いなぁとAは思った。カップとポットを持ってきた彼は、椅子に座るついでに優しくキスを落とす。そしてまた、Aの頬が少し緩くなるのだった。
**
「ごちそうさま理鶯さん。すごく美味しかった。」
「そうか。それは良かった。今度はAの為に何か狩ってこねばな。」
「う〜〜ん私お肉少し苦手だからまた今日みたいなのでいいいかなっ!?そういうのは碧棺さんとか入間さんにね!?!?」
「そうだったのか?Aが言うならばそうしよう。」
◆◇◆◇◆◇
本日スイパラに行って来ました〜。理鶯のメニュー中々に見た目がしんどかった←でも美味しかった←
のでただの衝動書きです(*´・ω・`)
コースターも理鶯2枚getできたし満足(’-’*)
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浮遊物(プロフ) - もう好き・・・。ほんと大好き・・。私は銃兎さん推しですが左馬刻様も理鶯さんもイケメンすぎて・・・。素敵な作品をありがとうございます!! (2019年5月26日 17時) (レス) id: 7f34580b08 (このIDを非表示/違反報告)
かなね(プロフ) - 【泣かせた】の話で1人でめちゃくちゃ大号泣しながら見てました...MTCめちゃくちゃ好きですこんな短編集探してましたああああこれからも応援してます!! (2019年3月14日 23時) (レス) id: 3b0055c1f9 (このIDを非表示/違反報告)
Lon(プロフ) - ふぃ。さん» ありがとうございます!捏造だらけだけど頑張って考えたのでそういっていただけてほんとに嬉しいです…!続編も是非よろしくお願いしますm(。_。)m (2019年1月3日 20時) (レス) id: eb52dfdf9a (このIDを非表示/違反報告)
ふぃ。 - 【夜風】の話が……泣い……泣いてはないけど泣きそうになったというかマットリィィィィってなる話でした…。もう……好き。 (2019年1月3日 20時) (レス) id: 5ce2005ee9 (このIDを非表示/違反報告)
Lon(プロフ) - 蒼さん» えええ嬉しいです!!!理鶯推し中々出会えないので同担さんとても嬉しい(*´∀`)そうですよね!今度こそ勝つのはハマです! (2018年12月20日 21時) (レス) id: eb52dfdf9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lon | 作成日時:2018年11月11日 21時