〇29話 黒尾と合流2 ページ29
倫太郎side
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続き話そ
倫「前の学校、一花谷の時に姉ちゃんはバレー部の主将をやっててセッターだった。ここまではわかるよね。見ての通り姉ちゃんは綺麗でしょ、バレーも、本人は自覚してないみたいだけど凄い上手い。だけど、逆にそれが仇になってった。姉ちゃんに好意を持ってる奴らは沢山いた、先輩や後輩限らずにね。もちろん、俺はそいつら1人1人を徹底的に調べた、自分のお兄さんになるかもしれないからっていう好奇心をあったし、変な奴だったら捻り潰してやろうって思ってたから」
今、思い出しただけでもむしゃくしゃするんだけど。
黒、赤「「ちょっと待て」」
あれ、俺変なこと言ったっけ?
赤「え、捻り潰すって何?え?怖」
黒「待って待って、それでいくと俺もひねり潰されるかもしれないってことじゃん、無理無理怖すぎ」
いや、黒尾さんは姉ちゃんのそんな情報知らずに好きになったと思うからまぁあ信じてるんだけどね。それに姉ちゃんも多分黒尾さんの事好きなんじゃないかなって薄々感じてる。
赤「黒尾さん、落ち着いてください。話が進みません」
てか、続き話させてよ
黒「いや、赤葦もじゃ 倫「次、話していい?」
黒、赤「「どうぞどうぞ」」
倫「んで、調べた結果、どいつもこいつも姉ちゃんのスペックばっかみて、姉ちゃんを内面から好きになった奴はいなかった。だから俺はさっき言ってた通りそいつら全員と姉ちゃんを絶対にくっつけさせないように色々と仕向けた。今思うと俺も相当なシスコンだな」
黒、赤「「(やっぱ潰したんだー、怖っ)」」
倫「だけどね、正確に言うと全員じゃないんだよね。姉ちゃんを好きになった奴の中にヤバい奴が何人かいたんだよ。皆姉ちゃんが中2の時の話なんだけど。そんで、そいつら姉ちゃんのストーカーしててさ、1回玄関まで来たことがあったんだよ。俺がちょうど家に居たから良かったんだけど、姉ちゃんの上に知らない男が乗っかってんの見た時、ホントに心臓止まるかと思った。その後、急いで警察呼んでさ、事情聴取してもらったら、「角名って言う表札探してた」って言ったらしくて。俺、初めて自分の家の表札呪ったよ」
コソッ
赤「相当重症みたいですね」
コソッ
黒「だな、俺マジで刺されるかも」
倫「それから、俺も色々考えたんだよね。で、その結果、担任と監督と話し合ってバレーする時は偽名を使って、クラスにいる時は変装させるって事になったわけ。ちょうど中3からの話だけど。まあ中総体の時偽名だったのはこういう経緯があったからなんだよ」
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水色のエコバッグ(プロフ) - 火災報知器さん» 主人公にとって来年の1月辺りに大学受験がある事を想定して書いたのですが、分かりにくかったかもしれません!加筆しようと思います、コメントありがとうございました!! (2021年9月12日 12時) (レス) id: efeba5a6bb (このIDを非表示/違反報告)
火災報知器 - 9話の所、来年じゃなくて今年じゃないんですか?来年だったら2年生って事になると思うんですけど… (2021年9月12日 11時) (レス) id: 32bfa4335a (このIDを非表示/違反報告)
水色のエコバッグ(プロフ) - ネココさん、コメントありがとうございます!初めてコメント貰えたんでとても喜んでますっ!!自分で書いていて主観的になりがちなのでそう言って貰えて安心しました(*´ω`*)これからも更新頑張ろうと思います! (2021年9月1日 21時) (レス) id: efeba5a6bb (このIDを非表示/違反報告)
ネココ(プロフ) - この作品大好きです!みんなの性格とかいろいろ表現されてて…すごいです!更新頑張ってください! (2021年9月1日 13時) (レス) id: f94720425d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水色のエコバッグ | 作成日時:2021年8月20日 17時