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共に生きよう。(土方歳三) 2 ページ43

「Aはこれから土方くんの部隊に配属させるからよろしくね!」


「「は?」」


私たちが初めて思いを共有した瞬間だっただろう。


「ふざけてんのか?!こんなじゃじゃ馬こっちにまわすんじゃねぇ!!」


「あら、じゃじゃ馬を乗りこなす自信がおありではないのかしら?圭介、私もこんな人の下はいや。」


土方陸軍奉行並、新選組の副長をしていた彼のことを知らない者はいない。まさかこんな失礼な人だったなんて。なんだかんだで私に甘い圭介に頼む...けど希望は打ち砕かれた。


「なんだ、息ぴったりじゃないか!土方くん、Aを任せたよ!」


土方の肩をポンポンと叩き、カラカラ笑いながら去っていった。...そうだ圭介天然なんだった。残された私たちは親の敵でも見るよう睨み合っていたが...ふうっと彼がため息をつく。


「俺に睨まれて、睨み返してくる女はお前が初めてだ。大した度胸だな。」


...拍子抜けした。少し眉を下げ、困ったように笑う彼。変に胸が騒いだ。


「け、圭介に我儘いってここまで連れてきてもらったから、これ以上我儘は言えないし、貴方なんて嫌いだし、ムカつくけどついて行ってあげます。」


なんだか気恥ずかしくって顔が見れず、そっぽを向いたままそう言う。怒るかなと思ったけど、彼は無言のまま。不審に思いながらも、視線を感じたので、恐る恐る見上げると...っ?!


なんで...なんでそんな顔してるの...?寂しそうな、懐かしげな、そんな表情で私を見てる。...違う、私を通して誰かを見てる...。


「いや、すまねぇ。ちょっと思い出しちまって。...そろそろ冷えてくるし、部屋戻れ。」


昔の女?意外。真面目な恋愛とかしそうな人には正直見えなかったから。去っていく彼の背が泣いているように見えたのは、気のせいだよね...?


間もなく蝦夷地での激戦が始まった。圭介の部隊は苦戦していると聞いた。


「お前、刀と銃どっちが専門なんだ?」


昼食をとっていると、土方がきた。


「刀は道場の家に生まれたのでそれなりに。最近は専ら銃の方を使っています。」


新政府軍と鉢合わせしたとき、一度変な部隊と戦ったことがあった。刀で斬っても再生する。心臓を貫かなきゃ死なないと聞いたのだが、人数が人数なだけにそれがなかなか困難で、銃を使うようになったのだ。

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雛月のえる(プロフ) - いえいえw書いて貰うのに急かすのは性に合いませんのでw先に斎藤ようこちゃんさんのリクを優先しても構いませんので!!更新頑張れー (2015年1月13日 15時) (レス) id: b493613181 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 私の方こそありがとうございます〜。いつも楽しみです。♪ (2015年1月13日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
リリーラテ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» そう言って頂けて嬉しいです!コメントいつもありがとうございます♪ (2015年1月13日 8時) (レス) id: 08492bea53 (このIDを非表示/違反報告)
リリーラテ(プロフ) - 雛月のえるさん» ありがとうございます!どのくらいお時間いただくことになるか分かりませんが、よろしくお願いします!m(_ _)m (2015年1月13日 8時) (レス) id: 08492bea53 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 斎藤さん最高です。 (2015年1月13日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリーラテ | 作成日時:2014年10月9日 19時

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