ガラクタ文庫 -薄桜鬼短編集- ２

私の奮闘日記(土方歳三) 1 ページ19

雛月のえるさんリクエストありがとうございました！主人公の性格をどんな風にするか迷ったのですが、気に入らなかったらすみません(＞_＜)それでは...


今日も私は奮闘中。愛しの土方先生に振り向いてもらうために。


「土方先生っ！どっちのタイプが好きですか？セクシー系？キュート系？」


「学校に雑誌なんて持ってくんな！没収だ！！」


次の日は...


「先生見てください！これ可愛いですか？」


「てめぇ、なんで制服着てねぇんだ！すぐ着替えろ！そいつは没収しと...っ？！おい！ここで着替えんな！！」


えー。てか折角メイド服買ったのに。男の人はみんな好きだって沖田くんに聞いたのに。しぶしぶ更衣室で着替え、国語研究室にメイド服を持っていく。毎日何かを没収されてる。


「...スカート丈が短い！シャツもボタン何個開けてんだ！！」


怒られた。短い方が可愛いじゃない。先生に可愛いって思ってもらいたかっただけなのになぁー。


しゅんとして国語研究室を出ていったら、沖田くんとばったり。


「Aちゃん、よく懲りないね。見てて楽しいけど、そんなに土方先生がいいの？」


て言われたから、全力で頷いてやった。


「土方先生は神！！最高！！」


きゃあきゃあやってる私に沖田くんはため息をつき爆弾を落とす。


「君を見てたら、土方先生命！っていうある人を思い出すよ。」


...なんだと？！


「誰それ！私のライバル？！私勝ち目ある？！」


思わず沖田くんの胸ぐらを掴んで揺さぶっていたら、ガラッとドアがあき...


「ここで何やってやがる！とっとと授業にいきやがれ！！」


土方先生の登場。はいっ！！と言ってぱっと服を離し、ダッシュで教室に戻る。


土方先生の命令は絶対なんだから。


教室につくと、沖田くんが悠々と帰ってきて、クラス一緒なんだから置いていかなくてもいいじゃないと言うけど、返事をしない。


...誰よ。私のライバル...先生が...私の土方先生が取られちゃったら...でも土方先生の幸せが一番に決まってる。私は潔く身をひこう。っうううっ...！


「ああ、泣かないでよ。」


「泣いてないもん！」


目が潤んでるだけだもん！


「さっき言った土方先生命って人、はじめくんだから。」


っ何？！丁度沖田くんに用事があったのか近寄って来た斎藤くんを見る。


「なんだ？」


イケメンなのに女の子との浮ついた話もないなとは思ってたけど、そういう...


「斎藤くんがライバルなんて私勝ち目がないじゃない！！」

私の奮闘日記(土方歳三) 2→←ずっと一緒にいてね？(藤堂平助) 4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す