ずっと一緒にいてね？(藤堂平助) 4 ページ18
そこまで言うと藤堂は言葉をきり、Aの様子を伺う。Aはまた下を向いてしまい唇を噛んでいる。
「...A...」
「...平助くんは平助くんのままでいい。」
そう呟いたあと、Aが顔をあげる。
二人の瞳がかち合う。
「てか、今のままでも私には十分すぎるから。」
そこでにっこりと笑いかけると、今度は藤堂の方が頭をかかえて下を向いてしまった。
耳まで赤くなっている。
自身の頭をわしゃわしゃしながら藤堂が喚く。
「っわああっ！A...それ反則だって...！」
反則...？何が...？と聞きながら、側に寄ってき、くしゃくしゃになった髪を整えてあげると、藤堂が軽く腰をあげ、より一層間合いをつめて抱きしめてきた。
「付き合ってくれるのか？」
耳元で聞こえる切なげな声。
いきなりの展開に驚きながらもAは頬を赤く染めながら、小さく頷く。
「よーっしゃーーー！」
「ちょ、耳元で叫ばないでよ！！」
Aが抗議したその時、
「おめでとう。」
「良かったな、平助。」
障子が開かれ、二つの顔が覗く。
「な！左之さん！総司！盗み聞きしてたのかよ？！」
藤堂が弾かれたように立ち上がる。
「別にいいでしょ？お礼こそ言われても、文句言われる筋合いはないと思うんだけど？」
楽しそうな笑みを浮かべ飄々と言い放つ沖田に、悔しいのか恥ずかしいのか顔を赤くして喚いている藤堂を見て、原田とAは笑う。
「そろそろ飯の時間だぜ？行くか。」
Aも立ち上がる。
沖田と原田が出ていき、Aもそれに続こうとした。
...っと手を掴まれる。
「...どうしたの？」
「紅葉見に行けなくてほんとに悪かった。今度は雪ふたりで見ようぜ！」
微笑み頷く。
空を見上げる。
初雪を一緒見れたらいいな...。
雪合戦したり、雪だるまつくってもいいかも。
ふたりでいたらきっと何だって特別になる。
Aは藤堂を振り返る。
「ずっと一緒にいてね？」
幸せをあなたと半分こしたいから。
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雛月のえる(プロフ) - いえいえw書いて貰うのに急かすのは性に合いませんのでw先に斎藤ようこちゃんさんのリクを優先しても構いませんので!!更新頑張れー (2015年1月13日 15時) (
レス) id: b493613181 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 私の方こそありがとうございます〜。いつも楽しみです。♪ (2015年1月13日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
リリーラテ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» そう言って頂けて嬉しいです！コメントいつもありがとうございます♪ (2015年1月13日 8時) (レス) id: 08492bea53 (このIDを非表示/違反報告)
リリーラテ(プロフ) - 雛月のえるさん» ありがとうございます！どのくらいお時間いただくことになるか分かりませんが、よろしくお願いします！m(_ _)m (2015年1月13日 8時) (レス) id: 08492bea53 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 斎藤さん最高です。 (2015年1月13日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリーラテ | 作成日時：2014年10月9日 19時
