面倒 ページ21
「あ、あんたら何者だよ…早すぎねぇか？」
驚愕したリトーさんは手の動きを止めてこちらに来る。
あの後もさくさくと事は運び、ソードさんとブレイドさんの二人と合流し、獲物をここまで運んできた。
正直、運ぶ方が重労働であった。
「これはどうすれば良い」
メタナイトさんはそう問いかけた。
「あぁ、そこに置いておいてくれ。後で加工する奴が引き取りに来る」
そう言われて指示された場所に獲物を置く。
やっとその重量から解放されて体が軽くなった。
「んでお前さん達ジーナんとこ行きな、俺も後で行くから」
その言葉に疑問を持ったようでメタナイトさんか理由を尋ねる。
「説明すんのも面倒だから行ってジーナから聞いてくれや、何も悪いことではないと思うぞ？」
そう言われて少々疑問が募るも、この後特に予定も無いのですぐ近くのジーナさんの家へ行くこととなった。
そしてジーナさんの家を訪ねると
「あれぇ？早くない、まだ出来てないんだけど」
不思議そうなジーナさんが顔を出す。
「先程リトー殿からここに行っているように言われたのだが」
「あぁ、そう言うように頼んだんだ。とりあえず入ってよ、鍋に火かけっぱなしなんだ」
そう言われて入ると部屋には何やら美味しそうな匂いが立ち込めている。
「いやね、あんた達これから2週間だっけ？
部品が出来る間狩りやモンスター退治してくれるって言ったでしょ？」
昨日メタナイトさんから説明された内容を思い出し、確かにそういう話だったなぁと思い返す。
「その代わりと言っちゃああれだけど、その間飯の面倒は見させてよ。
それにまだこの子に教えたいことあるし」
『えっ…』
「あたし、やり始めたことは徹底的にやりたいタイプなの。
ぶっちゃけ飯の面倒見るというよりこの子の面倒みたい」
そう胸を張って言い放つ。
「我々にとってはありがたい申し出だが…」
「なら決まりだね。早速だけどA、手伝って」
早速過ぎる…
そう思ったがメタナイトさんに目線を送ると行ってきなさいと言われ、
ジーナさんの後を大人しくついて行った。
そして教えて貰いながらも料理を完成させた後に、丁度良いタイミングで来たリトーさんを交えて食事を取った。
その後は特にやることもなく、明日また来るということで二人と別れた。
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雪ごおり - (☆∀☆)メタ様カッコいいです…w頑張ってください！！ (2020年6月4日 10時) (
レス) id: a181824ba1 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - ふくしあさん» 面白い！これだけ長く続くお話は濃いですねー (2019年7月29日 18時) (レス) id: 88dd243b5a (このIDを非表示/違反報告)
ふくしあ(プロフ) - すぴやなさん» ありがとうございます(*´ω｀*) (2018年4月2日 18時) (レス) id: 295c39c500 (このIDを非表示/違反報告)
すぴやな(プロフ) - d(´∀｀*d){ｲｲﾈ (2018年4月2日 17時) (レス) id: 55e82045e4 (このIDを非表示/違反報告)
ふくしあ(プロフ) - みつるんさん» ありがとうございます！そのように言って頂けて嬉しい限りです(*´∀｀)これを糧にこれからも頑張りたいと思います (2018年4月2日 15時) (レス) id: 295c39c500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふくしあ | 作成日時：2017年10月6日 16時
