平和な食卓 ページ11
「我々は猛烈に今…」
「感動しています…」
一緒に旅をしてきてこの人達の過去はある程度知っている。
盗賊として日々食事に困っていた過去。
それが原因だろうかこの人達の食事への執着は凄い。
今回、ソードさんとブレイドさんが正直引くほど…
その褒め讃えようにジーナさんは上機嫌だ。
「あはは！喜んでもらえて嬉しいよ。
お兄さん達、これからはこいつに作って貰えるからな！」
「「おぉ…！」」
二人の視線がこちらへ向く。
ここまでの物はできないかもしれないが、私が料理をすることで喜んで貰えるなら私も喜んでやろう。
「ところでお前さん達また船の修理に戻るのかい？」
唐突にジーナさんが切り出したその質問は自分も聞きたかったことだった。
視線をメタナイトさんに向ける。
そのメタナイトさんはリトーさんへ視線を向け
「リトー殿、お疲れではないか？」
「ん、あぁ。ちょっといったり来たりして疲れたな。
時期に暗くもなってくるだろうし、急いでないなら部品の取り付けは明日にして今日は替えの部品を見つけるってのはどうだ？」
メタナイトさんはこくりと頷く。
「卿、なら私とブレイドだけで部品を見てきます。
卿はお休みください。」
「リトー殿、構わないでしょうか？」
ソードさんとブレイドさんがそう提案する。
「俺は別に構わないぜ」
「良いのか、ソード、ブレイド」
二人はこくりと頷きお任せくださいと言う。
「では頼んだぞ」
船の修理の方針は固まった。
…でも私はどうすれば良いのだろう？
「A町に出てそなたの手がかりを少しでも見つけてみようと思うのだが来れるか？」
『はい、大丈夫です』
そういえばここに来たのは私の為でもあるのだった。
「ならあたしも着いてって良い？あたし暇だし、町のこと知ってるのいたら便利じゃない？」
「それはありがたい、だが貴女は服屋として居なくて良いのか？」
「服屋って言ってもあんまり仕事無いんだよね…
どっちかっていうと料理作ってる方が多いし」
そう苦笑いしながらジーナさんは言う。
そんなジーナさんにリトーさんは
「お前の店、食堂に変えた方がいいんじゃね？」
「やかましい、本業はこっちなんだよ」
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雪ごおり - (☆∀☆)メタ様カッコいいです…w頑張ってください！！ (2020年6月4日 10時) (
レス) id: a181824ba1 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - ふくしあさん» 面白い！これだけ長く続くお話は濃いですねー (2019年7月29日 18時) (レス) id: 88dd243b5a (このIDを非表示/違反報告)
ふくしあ(プロフ) - すぴやなさん» ありがとうございます(*´ω｀*) (2018年4月2日 18時) (レス) id: 295c39c500 (このIDを非表示/違反報告)
すぴやな(プロフ) - d(´∀｀*d){ｲｲﾈ (2018年4月2日 17時) (レス) id: 55e82045e4 (このIDを非表示/違反報告)
ふくしあ(プロフ) - みつるんさん» ありがとうございます！そのように言って頂けて嬉しい限りです(*´∀｀)これを糧にこれからも頑張りたいと思います (2018年4月2日 15時) (レス) id: 295c39c500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふくしあ | 作成日時：2017年10月6日 16時
