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『………おや，春川さんじゃないですか』
ぱっ，と手を離してAは驚きも混じった真顔で春川宙を見る
宙「はい！名前を呼ばれたら返事するのな〜……ん？
んんん〜？？？」
するとグイッっとAの顔を覗き込む
『あ，あの……何か私の顔についてるのでしょうか？』
宙「やっぱり先輩の“色”がたくさん混ざりすぎてよくわからないのな〜」
『い，色？』
創「あぁ，春川くんは共感覚の持ち主で人の感情とかを“色”で読み取ることができるんです」
『へぇ……すごいですね』
宙「先輩の事はちょくちょく学校で見かけるけど，色は全くないのとたくさん混ざりすぎてよくわからないの2択です！今回もそうでした！」
まぁ，基本学校にいる時は無か負の感情がたくさん入り込んでドロドロになっちまってるからな
『……そうなんですね，私は今久しぶりにたくさんしゃべれてうれしいですよ？』
まぁ建前も入っているけど
友「あんたの胡散臭い笑顔じゃ誰でもそうじゃないってわかるぞ」ﾎﾞｿｯ
創「ちょっと，友也くん！」
『…………………』
この餓鬼………まぁいい，ピンクよりはだいぶマシだしな
創「あ，あとさっきのご指導ありがとうございました！」
『いえ，プロデューサーとして当たり前のことをしたまでです……あぁ，そうそう。真白さん？サビでの振り付け。もう少し腕を大きく広げてゆっくりと動かしてください』
友「え！？あ，あぁ…」
宙「宙のグループも見てほしいのな〜，ちょっと来て下さい！」
『ぅわ，！』
ぐいっと思ったよりも強い力で引っ張られ，Aはそれに従って向かう
創「あの短時間でよく見てくれましたね……」
友「あ，あぁ……」
その後ろ姿を二人はじっと見ていた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
春「ところで先輩のことをAちゃん先輩って呼んでも良いですか？」
『へ？別にお好きに呼んでいただいてかまいませんが…』
春「はい！宙，Aちゃん先輩の事を好きなように呼びます！」
変わった子だな，と本当につくづく思う
まぁアイドル科は基本変わった人しかいないけど
でも人の“色”がわかる………か
『(そしたらバイトでの客対応も少しはすんなりと行けるのでは……！？)』
どこまでいっても社畜気味な発想のAであった
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氷菜(プロフ) - もう。ほんとに…好きです。 (2022年6月28日 22時) (
レス) @page45 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とっても読みたかった感じの作品で一気に読んでしまいました。無理のないように、更新頑張ってください。更新楽しみに待ってます。 (2022年6月7日 17時) (レス) @page3 id: ddf2d23ccd (このIDを非表示/違反報告)
珀琥(プロフ) - 一気に読める素敵な作品でした!こういうタイプの夢主ちゃんの小説読むのすごい好きです。更新大変かとは思いますが、頑張ってください!応援してます! (2022年5月23日 23時) (レス) @page34 id: 8db741d522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨曇り侑 | 作成日時：2022年4月18日 21時
