・ ページ26
一週間後
『……全然眠れなかった』
ボソッとそう呟きながらゆっくりと起き上がり乱れた髪の毛をかきあげる下着姿のA
あ,因みにAちゃんは下着で寝る派である
本人曰く“パジャマに着替えたり,脱いだりする時間が省けるし洗い物も少なくなる”とのこと
まぁぶっちゃけて言うと作者の性へk((
『う”っ……あったまイテェ……』
昨日はアルコール純度の高い酒の匂いに包まれたからか?ていうか酒って匂いで酔うの?え?
あと今日これでもかと言う位眠れなかったんだが?ずっと目ぇかっぴらいてた
めちゃくちゃ眠い。めちゃくちゃ眠いのに何故か眠れなかった
『うわっ,目の下隈が濃くなってる……最悪…
ていうかブラ少しきついな……もう少し上のサイズを買わなきゃだめっぽいな』
洗面台の前で自分の顔を鏡で見ながら歯磨きやら髪のセットやらをする
まぁどれもウトウトしていたが
それから制服に着替え,冷蔵庫からゼリー飲料を取り出し,Aは靴を履き替えた
『はぁ……なんにもやりたくない……授業受けるのも企画書作るのもバイトするのも学校まで歩くのも声を出すのも全てがめんどくさい……』
今日が早く終わりますように
そんな願いを込めてAは眠い目をこすりながら扉を開いた
________________________
『……………………………』
み「あのぅ……A……ちゃん?」
『………はい?』
み「ひぇ……も,もしかして何か嫌なことが…」
『…………眠い,だるい,疲れた,何もやりたくない』
み「(燃え尽き症候群……!?)」
みか,大正解
最近ぐっすりと眠れる日が少ないのと心から休むことがなさすぎてついにAはぶっ壊れてしまった
『___、_________…………』ブツブツ
椅子の上で体操座りをしながら爪を噛んでボソボソと呟きながら窓の外を見るA
周りから見たらかなりヤバい人である
凛「ねぇ,今血ぃ足りないからちょっと分けて……ってうわぁ,目キマってるじゃん」
『………そんな“ちょっとそのお菓子分けて”みたいなノリで言われましても今は無理です』
グリン,とホラー感満載で凛月を見るとAはまた爪を噛みながらブツブツと言い始める
嵐「ちょっとみかちゃん,この子一体どうしちゃったのよ?!」
み「どうやら燃え尽きてしもうたみたいで…」
459人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷菜(プロフ) - もう。ほんとに…好きです。 (2022年6月28日 22時) (レス) @page45 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とっても読みたかった感じの作品で一気に読んでしまいました。無理のないように、更新頑張ってください。更新楽しみに待ってます。 (2022年6月7日 17時) (レス) @page3 id: ddf2d23ccd (このIDを非表示/違反報告)
珀琥(プロフ) - 一気に読める素敵な作品でした!こういうタイプの夢主ちゃんの小説読むのすごい好きです。更新大変かとは思いますが、頑張ってください!応援してます! (2022年5月23日 23時) (レス) @page34 id: 8db741d522 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2022年4月18日 21時