【カゲプロ】私の瞳に映るのは【カノ】

第二十一話 後悔 ページ22

生まれた時から覚えのない記憶が存在した。アヤノに妹がいたこと


カノが…いや、みんなが妹をアヤノだと見てたこと。カゲロウデイズ…


なんとなくは察していた。これは前世の記憶だって……


もしかしたら今もあいつは苦しんでるかもしれない。そんなことを思った


あいつが…Aがいた。覚えてるのかって、聞いてきた


予想通りあいつは苦しんでいた。心の病を抱えているらしい


『毎日ね、あの時の夢を見るんだ…私をみんながお姉ちゃんって呼ぶの

私はお姉ちゃんじゃないってAなんだって言っても聞く耳を持たない

ただ私をすごく安心したような目で、見るんだ…私はそんな目が怖くて恐くて……』


そう言って泣くAの背中をさすった、頭を撫でた


シ「それは夢だ。だから現実を見ろ。前の俺と今の俺は同じだけど

前のあいつらと今のあいつらは違う」


今でも後悔していた。Aを支えてやれなかったことを…


だから、今度は絶対壊さない。とっくに壊れているなら治してやる


だから仲間を嫌いにはならないでくれ


『………ありがと…私、もう大丈夫だからね。もう弱くないから』


無理して笑う姿が、やっぱりAなんだという実感にさせた

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できればどっかの六つ子の方が人気になってほしいですが我慢です

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