◇第１３話◆ ページ14
ナルト「…やっぱここに来ちまうな」
Aのお気に入りの場所に───
ナルト「A…」
込み上げる寂しさ。
ナルト「確かに、ここは…綺麗だよな」
だけど、違うんだよ。
A『ねえ、ここ、いい場所でしょ？』
Aは大抵一人でここにいた。
A『あ、もしかしてナルトもここが気に入ったの？』
オレが来る度に、あいつは嬉しそうに笑う。
ナルト『…まあな///』
A『そっかぁ♪』
オレがここに来たのは、ここが気に入ったからじゃない。
おまえがいたからなんだ……。
ナルト「ここも、もちろん好きだ…。けどよ、オレはおまえが一番好きなんだってばよ…」
軋む胸の痛みに、ナルトは顔をしかめた。
こんなこと、ぜってぇ言えねぇな……。
ナルトがそう思ったとき、
リー「ナルトくんっ！」
元気な声が響いた。
ナルト「ゲ、ゲジマユ……!?」
リー「さっき、皆でお風呂に行こうということになったので、ナルトくんも来ませんか？」
唐突だな、オイ……。
ナルト「って、なんでオレがここにいるってわかったんだ？」
サイはサクラちゃんから訊いたって言ってたけど……。
リー「サクラさんから訊きましたっ((キリッ」
ナルト「またかよ!!」
思わず突っ込んだナルトにはてなと首を傾げるリー。
ナルト「わ、わかった、後で行く…」
額に手を当ててナルトは言った。
☆・.*。
『A』
朗らかな声で名前を呼ばれて、優しい手で顔を包まれる。
『あ、また目をそらす…。ほら、オレの顔をちゃんと見て…Aの顔を、見せて…？』
温かい笑顔。
目を細めてまぶしそうにわたしを見つめる、青い瞳。
『…泣かないで』
『…………ミナト、ごめんなさい……っ』
もう嫌だ……っ。
『ミナト、ごめん、ごめんっ……』
涙をぼろぼろこぼすわたしを、ミナトもまた泣きそうな表情で見下ろしていた。
.
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ヒカリ - この小説すごく続きぐ気になります。頑張って下さい (2015年3月2日 18時) (
レス) id: afd4375f65 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎりん - ラビさん» ありがとう^^ (2013年11月12日 6時) (レス) id: 4b255320f4 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ(プロフ) - もし、何か小説書いたら教えてください。私が最初の読者になりますよ＾＾ (2013年11月10日 20時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎりん - ラビさん» 見ても何にもないですよ。それに時間の無駄ですよww (2013年11月10日 19時) (レス) id: 4b255320f4 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ(プロフ) - そうだったんですか・・・見て見たかったです＾＾ (2013年11月10日 18時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2013年9月22日 20時
