◇第１０話◆ ページ11
その夜───
コンコン…
火影邸のドアがノックする音が廊下に響く。
綱手「む、誰だ。開いているぞ」
がチャッと綱手の声に答えるようにドアが開かれ、立っていたのは、
ヤマト「…こんな時間にすみません、綱手様」
申し訳なさそうな表情をしてヤマトはドアを閉め、綱手の前に立った。
綱手「構わないぞ。…まだあたしは寝れそうにないからな」
綱手が苦笑いしながら横目で見たのはうず高く積み上げれた書類だった。
ヤマト「…相変わらずすごい量ですね」
綱手「全くだ。ったく、シズネの奴は医療班の方へさっさと逃げるし…あたし一人で片付けなければならん」
ヤマト「綱手様…」
ヤマトは一枚の紙を差し出した。
綱手「…これは…？」
☆・.*。
今日も、ひどいことを言われた。
『おまえ化け物のクセに里ん中ウロついてんじゃねーよ！』
『化け物め!!』
冷たい言葉と共に、小石が投げつけられた。
それが腕や顔、頭に当たる。
『何やってるの！アンタたちっ！』
涙をこぼしそうになったとき、長い赤い髪の女性が子供たちに怒鳴った。
『うわっ！』
慌てて逃げていく男の子たち。わたしはそっと腰に両手を当てて憤慨する女性を見上げた。
『全く、か弱い女の子を数人でいじめるなんて最低だってばね！』
そう言って、女性はわたしの前にしゃがんだ。
『大丈夫？』
活発そうな女性は“クシナ”と名乗り、わたしが名前を告げると、ニコッと笑った。
『貴方がAなのね！ミナトが言ってたわ。“Aっていう女の子をもし、見かけたらクシナも優しくしてあげてね”って。ミナトの言う通り、かわいいってばね！』
頭を撫でられ、静かに目を潤ませたわたしをクシナは抱きしめてくれた。
☆・.*。
綱手「…“暁”が動き始めた？」
紙に記されていたのは、暗部からの“今後の対応”についての伝達だった。
ヤマト「はい。奴らは間違いなくナルトを捕らえに…」
綱手「───っ」
綱手は目を見開き、立ち上がった。
ヤマト「綱手様…？」
綱手「奴らの狙いは“尾獣”───もしや、Aはあいつらの元にいるかもしれん」
ヤマト「え、Aは任務で亡くなったのでは…？」
綱手「わからない…とりあえず、暗部を二、三人寄越せ」
綱手はぎゅっと紙を強く握りしめ、それを睨みつけていた。
.
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ヒカリ - この小説すごく続きぐ気になります。頑張って下さい (2015年3月2日 18時) (
レス) id: afd4375f65 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎりん - ラビさん» ありがとう^^ (2013年11月12日 6時) (レス) id: 4b255320f4 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ(プロフ) - もし、何か小説書いたら教えてください。私が最初の読者になりますよ＾＾ (2013年11月10日 20時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎりん - ラビさん» 見ても何にもないですよ。それに時間の無駄ですよww (2013年11月10日 19時) (レス) id: 4b255320f4 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ(プロフ) - そうだったんですか・・・見て見たかったです＾＾ (2013年11月10日 18時) (レス) id: 18bffa24f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2013年9月22日 20時
