副長はシスコン…? ページ5
土方Said
…と僕は思いました。山崎退
…作文??
毎回アイツの報告書は何かズレている。
しかし、それももう慣れてしまった。
毎回そうなんだ。自分が合ってるのかも分からなくなる。
っ〜あぁぁぁ〜!
…疲れた。流石にずっと座っていたら腰が
痛くなる。
おい、誰だ。いま、年だからなんて思った奴!
出てこい!叩き切ってやる!
新しい煙草に火をつけまた書類に目を通す。
1日中この作業だ。今日もそうだろう。
何も変わらない日だ。平和な日だ。
平凡な日だ。
ふと、灰皿を見る。
俺は1日に何本吸ってんだろうか。
いつか煙草を吸わない日があるのだろうか。
…ねぇな。なんだ俺。なんかいつもとちげぇ。
風邪でも引いたか…?…フッ…。
馬鹿な考えはよそう。仕事に集中するんだ。
………。
山崎)副長。入ってもいいですか?お客様です。
…誰だ。こんな忙しいときに。
めんどくせぇ。
土方)誰だ。
しょうもねぇ奴だったら取り合わねぇぞ。
万事屋とか万事屋とか万事屋とか万事屋とか。
ったく…。誰だy「お久しぶりです。兄さん」
襖がいきなり開いた。
黒髪の女がいた。いや、性格には女の子だ。
暫く見ていたと思う。
兄さんという事は…俺の妹。
俺の妹は今は居ない。
だが、昔武州時代にはいた。
Aか?
俺の妹。可愛くて賢くて甘えん坊で。
母親は違っても大好きだって言ってくれた妹。
俺の…大事な妹。
A「そうです。Aです」
…時と言うものは残酷だな。
あんなに小さかった妹が。大人のように見える。
神様。もし、あんたが本当にいるのならひでぇよ。
俺もこいつの成長を見てみたかったよ。
どんな事があったのか。どんな人生を歩んだのか。
見てみたかったよ。
その瞬間妹は泣いた。
お、おいどうしたんだよ!!!
山崎も心配している。
理由を聞いて…俺は嬉しかった。
こんな薄情な兄をまだ好きでいてくれて。
お前を置いていった兄を江戸まで探しに来てくれて。
俺は頭を撫ぜた。妹は馬鹿だと言った。
馬鹿でごめんな。
…こんなの俺らしくねぇ。
俺は鬼の副長土方十四郎だ。
しかし、妹の前になったら…
鬼じゃ無くなるんだな。
笑える。だが、それが俺の妹への愛情だ。
さて…わざわざ武州に戻すわけもいかねぇ。
近藤さんに頼みに行くか。
いざとなったら土下座する覚悟だ。
総悟には笑われるだろう。
鬼の副長が妹のためにと。
だがいい。
妹を守れるのなら。
会えてよかった。
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もも(プロフ) - 天藍(サブ)さん» 沖田ですね!コメントありがとうございます! (2018年5月10日 22時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
天藍(サブ) - 沖田エンドがいいです! (2018年5月8日 0時) (レス) id: cb3447b729 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - Rai*葵さん» コメントありがとうございます!ストーリーを褒めていただくのはとても嬉しい限りです!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!! (2017年12月30日 12時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 鈴音さん» コメントありがとうございます!口調やっぱりおかしいですよね…すみません。時々自分でも口調が分からなくなってしまって…これから頑張って気をつけていきます! (2017年12月30日 12時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 風格さん» コメントありがとうございます!そうなんですw土方さんシスコンですw過保護な土方さんをどうかみてやってくださいw (2017年12月30日 12時) (レス) id: 05bddfc163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しめじ | 作成日時:2017年11月9日 19時