今日、幼馴染みやめます。4【Yuta.T】 (ページ40)

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「うぉーい！玉～～！！」

それに加えて、宮田が廊下の端っこから俺のことを大声で呼んでるし…！

速攻でその場から離れて、宮田の頭をぶっ叩いてやった。

「いてっ、なんだよォ」

「うっさいんだよ、お前の声は！」

「呼んだだけじゃん～」

クネクネしながら俺の肩にのしかかってきたから、うざ！って跳ね除けてぴしゃりと言ってやる。

「詫びにジュース奢れ」

「ジュースくらいならいいよ！」

宮田がニマニマしながら、俺の指定したイチゴミルクを自販機から取り出したら手渡してきた。

「ほい、イチゴミルク」

「おお。サンキュー」

「どこで食べる？中庭？？」

「んー」

「それとも教室にする？」

「んんー」

「玉、なんかあった？上の空…」

「ん？！あ、いや…べつに」

「嘘だ。朝から変だし」

心配そうな表情を浮かべて、覗き込んできた。宮田はいつも俺のことなら丸わかりだ。

「んー。まぁ、今度言うわ」

「俺と玉の仲じゃぁん」

「なにそれ、鳥肌立つんだけど」

「なんだよぅ、それ！」

貶してんのに嬉しそうなのは何故だ。

そんな宮田にホッコリして、Aの彼氏作る宣言を一瞬だけ忘れられた。

ありがとう、宮田。