46話 ページ46
服部くんは納得すると椅子から立ち上がり、私に肩を貸してくれ、私たちはモニタールームから出てミラクルランドへ向かった。
※※※※
ある病院の一室で、1人の男が目を覚ました。
男はベッドの横の椅子に座り眠っている友人を一瞥し、窓の外を見た。
窓の外には美しい夜景が広がっている。
次に見た手首のデジタル表示は、4ケタの数字が並んでいる。
ふっと微笑んだ男は起き上がり、友人の肩をゆする。
「毛利、起きろ」
「んにゃあ？ああっマズイ！もう真っ暗じゃねぇか！爆弾は？！」
「大丈夫だ。見てろ」
男がつかんだ手首のIDは、カチッという音ともに簡単に外れた。
「じゃあ…」
「ああ、どうやらやってくれたようだよ」
毛利は友人に微笑んだ。
「さすが、おまえの娘だな。桜田」
「そうだな。よくやってくれたよ、私の宝は」
総一郎は13年前のある日を思い出す。
世界で一番の宝が産声をあげたのは、今と同じぐらいの時間で、同じようにきれいに晴れた暑い日だったことを。
※※※
スーパースネークの乗り場に行くと、みんなが私たちに走りよってきた。
「よくやってくれた、桜田っ！」
『ありがとう、リーダー』
「桜田、ケガしてるの？大丈夫？」
『大丈夫よ、小塚くん。少しぶつけただけだから』
「桜田さん、本当にありがとうっ！」
『約束したでしょ？ほら、涙が落ちそうよ、立花さん』
「ずいぶん時間がかかったんだな」
『悪かったわね、上杉先生。いろいろ大変だったのよ』
「仕事だったんだって？アンタも大変ねぇ」
『え、何で園子さんがここに？』
「平次！アンタ何が遊び相手になったって〜、や！そないなこと言うてる暇あるんやったら、さっさと終わらせてきたらええねん！」
「それが難しいから、気ィ利かせたったんやろ？！ほんま、かわいくないやっちゃなぁ」
黒木くんが近づいてきて、私の前髪をかき上げた。
「ケガについてはいろいろ言いたいけど、今はとりあえず、ありがとう。それと、お疲れ様」
そう言って私の額にキスをしてくれた。
「黒木くんやるぅ！」
園子さんは興奮しているが、服部くんたちは顔が真っ赤になっている。
同じ高校生でもここまで違うか。
「お、おま、そいつと付き合うてるんか？！」
『ええ、そうよ。あなたも早くそうなれればいいわね』
服部くんは隣の和葉さんを見て、必死に首を横にふった。
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華菜原 舞衣 - こちらこそです。 (2020年5月27日 12時) (
レス) id: 7aa09cf11b (このIDを非表示/違反報告)
きょっちー(プロフ) - 華菜原 舞衣さん» こちらでもコメントありがとうございます！コナンが出てこないのは、その立ち位置に夢主ちゃんがいるからです。なので哀ちゃんや少年探偵団、蘭も出ません。KZのみんなと黒木くんがいるので。「らーんっ！」が「貴和ーっ！」になってます。これからもお願いします！ (2020年5月27日 12時) (レス) id: 22142a784e (このIDを非表示/違反報告)
華菜原 舞衣 - うぇ〜いこちらも初コメだ〜いっ警察官でした、も、引き続きがんばれぇい！←毎回キャラ崩壊してる人 PSこれってなんでコナンでてこないの？ (2020年5月27日 12時) (レス) id: 7aa09cf11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょっちー | 作成日時：2020年5月20日 22時
