検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:69,402 hit

34話【だああ!】 ページ40

〜NOside〜

マダラとイズナをAの部屋に連れていった後、ヒカクは部屋の前でウロウロしていた。
というのも、我らがうちは一族の頭領とその兄弟が危機に陥っている為である。いてもたってもいられなかった。

それに、時々聞こえる微かな呻き声に、本当に大丈夫なのかと心配になってきていた。

ヒカク「大丈夫でいらっしゃるのだろうk(ガラッ うわぁ!?」

いきなり襖が開き、ヒカクは驚いて尻餅をつく。

『・・何やってんだヒカク。』

目に包帯を巻いているAが、呆れたように言った。

『移植だけなら成功だ。後は上手く適合するかだな・・・。』

Aはそう呟き、未だに尻餅をついているヒカクに手を差し出す。
ヒカクは一瞬迷ったが、その手を掴んで立ち上がった。

ヒカク「後は様子見、ということですか?」

『ん?ああ・・・。二人は中で寝てるから、起きたら呼んでくれ。
俺は爺共んとこに行ってくるから。』

爺共、というのは、うちはの老中である。頭領とは別に権力を持っている存在である(今でいう天皇と総理大臣みたいな)。

どうして行くかは定かではないが、きっとこのことを報告するのだな、と深追いしなかった。

それにしても、目が塞がれているのによく障害物に当たることなく歩けるものだ。目が見えていないことに気付かせないAはもはや人間ではないのかもしれない。



ヒカクは静かに部屋に入ると、言っていた通りマダラとイズナが布団に寝ていた。
ただ、緋翠もいたのは予想外だった。

緋翠「・・お主か、我が友の手下。」

ヒカク「お二人の容態は?」

緋翠「恐らく上手く適合している。チャクラが安定してきているからな。」

緋翠は小さな体を摩り寄せた。


実は、緋翠は日に日に縮んでいるのだ。
7mあった体長も、今は普通の山戌の大きさになっていた。
緋翠曰く、Aに力を渡し続けているからだそうだ。

もともと緋翠は巫女によって造られた、言わばチャクラの塊だ。
そしてそのチャクラの元の持ち主に返しているのだそうだ。
あと数年もすれば、緋翠は消滅することを一族の者は知っていた。



ヒカク「・・そうですか・・・!」

緋翠の言葉に安心し、ヒカクは安堵のため息をついた。

35話【かすむ憧景】→←33話【。。。っはは。】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
99人がお気に入り
設定タグ:NARUTO , 転生トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫宇森(プロフ) - 初めまして! 小説読ませてもらいました。とっても面白くて続きがとても気になります〜。これかえあもがんばってください 応援しています! (2015年1月31日 22時) (レス) id: eb7e86579a (このIDを非表示/違反報告)
瑠乱(プロフ) - エレナさん» そう?うちの学校はそれで話題だよ? (2015年1月10日 19時) (レス) id: 48efd80fb8 (このIDを非表示/違反報告)
エレナ(プロフ) - 瑠乱さん» 実写化するの!?初めて知った・・・。 (2015年1月10日 18時) (レス) id: 7897fa9c83 (このIDを非表示/違反報告)
瑠乱(プロフ) - エレナさん» 嬉しい! ナルト、実写になるって知ってるかな? そしたら詳しく教えてくれる? (2015年1月10日 16時) (レス) id: 48efd80fb8 (このIDを非表示/違反報告)
エレナ(プロフ) - 瑠乱さん» ありがとう!!頑張っていくぜ!!もちろん覚えてるゾ! (2015年1月9日 16時) (レス) id: 7897fa9c83 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エレナ(メリケン) | 作成日時:2014年8月24日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。