〜狂忍〜【NARUTO】

プロローグ ページ2

〜Aside〜

『ハアッ・・ハアッ・・！！』

「あっちに行ったぞ！追え！！」

『ハアッ・・！っぐ・・・しつこい・・・！！』






満月が綺麗な今日、俺は100人目の人を殺した。

この殺人衝動に気付いたのは10歳の頃。
と同時に両親を殺した。

人を殺してる時、意識はある。
ただ、その時の俺はそれを楽しんでいる。

そして殺し終わったときに、その罪に気付く。


なんで俺は産まれたんだろう。

なんで俺は殺人を楽しむんだろう。

なんで俺は生きてるんだろう。

なんで俺はこんなものを持っているんだろう。

・・・なんで俺は・・・！！


『ハアッ・・！？
行き止まり・・・！？最っ悪！』

パトカーはもうそこまで迫っていた。


「やっと追い詰めたぞ殺人鬼めっ！！」

「抵抗すれば打つ！！」

抵抗しなくても・・・打つくせに・・・！！


『ハ・・・ハハハハ！！』

「(ﾋﾞｸｯ な、何が可笑しい！！」

『人を殺してる時・・・意識がなければ、まだ救いの手はあったかもしんないのに・・・。(ｶﾞﾁｬ』

「！！お、おい！何を！？」

『何って・・・見て分かんないの？
自分のこめかみに拳銃当ててるんだよ。』

もう・・・生きてく自信がないや・・・。

死ねば、罪は消えるかな？

死ねば、殺した人達が夢に出てくることはないのかな？

死ねば、皆喜ぶかな？

死ねば、この世界は今より素晴らしくなるのかな？

死ねば、この世界はもっと輝けるのかな？




・・・分かってる。そんなことはないって。

俺はただ逃げてるだけって。

でも・・・もう耐えられないんだ。





俺が死ねば、皆喜ぶ。これは正解だと思う。


『サヨナラ・・・この世界。』





ああ、最後に言わせてくれ。

俺を・・・誰か必要としてく(ﾊﾟｱﾝ

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